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死後のプロデュース Php新書

金子稚子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569812885
ISBN 10 : 4569812880
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2013
Japan

Content Description

自分が生きてきた証を残すためでなく、自分の死後を始末するためでもない、「引き継ぎ」とは一体どういうものか。残されるものとして、パートナーとどう接していけばいいのだろうか。死という“点”をとおして、夫婦とは、結婚とは、そして、ともに生きる意味とは何かを考える。

目次 : 第1章 金子哲雄の死の準備(金子哲雄は、なぜ死の準備に積極的に取り組めたか/ 連続した「今」の延長線上で、死を迎える ほか)/ 第2章 引き継げる関係をつくっておく(引き継ぐ時には、もう「あの世サイド」にいる/ 最初の期待値は低いほうがいい ほか)/ 第3章 「引き継ぎ」から生まれること(人間関係は死後も継続される/ 生と死の境は線一本 ほか)/ 第4章 「死」とは何か?(医療のせいにしすぎない/ 「死の受容」という言葉に違和感 ほか)/ 第5章 「引き継ぎ」のすすめ(エンディングノートはいらない/ 引き継ぎに必要なもの ほか)

【著者紹介】
金子稚子 : 1967年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。静岡女子短期大学(現:静岡県立大学短期大学部)卒業。雑誌・書籍の編集者、広告制作ディレクター。2012年10月に亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄の妻。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hatayan

    41歳で早世した流通ジャーナリストの金子哲雄氏の妻が死生観を綴るエッセイ。残された人たちが悲しみ過ぎないように、生前に自分の意思を残す「引き継ぎ」の意義を強調。普段から話し合う習慣を続け、「お約束」ともいえるやりとりが関係の中にできていれば、その人がいなくても反応を条件反射のように感じることができる。だから、死者との関係は個人的なものと断ったうえで、身近な人との関係はその人が死んだ後も続くとします。愛する者が死後も心の中で生き続ける話は、『魂でもいいから、そばにいて』(奥野修司著)と重なるようでした。

  • kawa

    難病・肺カルチノイドに侵され、41歳の若さで亡くなった流通ジャーナリスト・金子哲雄氏の「死に方 エンディングダイアリー500日」読了直後に、氏の奥様が綴る本書を手に取る。金子氏の死後にいたるまでの見事なプロデュースぶりを奥様の目から。ご夫婦の死生観は「死は、大きな流れのなかのひとつの通過点に過ぎない」。「死んだらご破算に願いましてのすべてお終い」の私にとって「目から鱗」の考え方。金子氏だからこそという感もあって本書のような考え方、今は消化しきれないなとの思いが正直なところ。ちょっと寝かしておくテーマかな。

  • 小梅

    昨年亡くなった金子哲雄さんの奥様の著書。今はネット上に幾つかのIDを持っている人がかなりの数いるし、今後増えるばかりだろう。これからの時代は治療の方向や遺産だけでなく、自分のIDやデータなどネット上の個人情報や記録をどうしてほしいか明確に意思表示をしておく必要があるだろう。

  • のり

    葬儀社と金子さん本人が打ち合わせしたのには驚きましたが、確かに主役は亡くなる本人だと稚子さん同様に納得。金子さんはどんなメールの返事にも「ありがとう」と感謝の言葉を綴っていたということが印象に残りました。他人にしてもらったことに対して、評価と承認と感謝をし続けることが大切だと考える御二人。とても素敵なご夫婦。死の先を考えるのは、死ぬ本人だけではなく、残る人も含めて、すべての人がしなければならないこと。「生老病死」がセットになって人の一生。死はやってくるのではなく、こちらから向かっていくもの。

  • えがお

    41歳で亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄氏妻著。病気を隠し最期まで仕事の生き様が当時ニュースになったが、その裏で残された奥様や隠していた仕事の関係者に対して氏がどれ墓は自分のアイコンと考え東京タワー見たら思い出してもらえるようふもとの寺に永代供養、自分の人生と仕事での不義理をわびるための式と自分が自らの葬儀のプロデュースして亡くなるなど、見事としか言いようがない死に様。まさに著者の生き様が投影されている。哲雄氏の本も取り寄せ中。読むのが楽しみkindleunlimited

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