他流試合 俳句入門真剣勝負! 講談社プラスアルファ文庫

金子兜太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062816977
ISBN 10 : 4062816970
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
384p;15

内容詳細

「俳句って何だろう!」「俳句の面白さをもっと知りたい!」俳句界の巨人・金子兜太に、作家・いとうせいこうが挑みかかった!俳句を通して、「試合」のテーマは「詩語論」「日本語論」、そして「平和の俳句」へと発展!二人が分け入った日本語という森の奥での刺激的かつ血の通った会話を、どうぞお楽しみあれ!

目次 : 1 俳句は「切れのかたまり」なり/ 2 定型は「スピードを得るための仕組み」なり/ 3 「新俳句」の新しさはここにあり/ 4 アニミズムは「いのちそのもの」なり/ 5 吟行はこうして楽しむべし/ 6 「非人称の文字空間」に戯れる/ 7 十五年ぶりの「他流試合」

【著者紹介】
金子兜太 : 俳人、現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者。1919年、埼玉県生まれ。旧制水戸高等学校在学中に句作を始める。43年、東京帝国大学経済学部卒業。同年、日本銀行に入行。44年より終戦まで、海軍主計中尉、後、大尉として、トラック島に赴任、46年復員。55年、第1句集『少年』を刊行し、翌年、現代俳句協会賞を受賞。62年、俳誌『海程』を創刊、のち主宰。83年、現代俳句協会会長に就任。87年、朝日新聞「朝日俳壇」選者。88年、紫綬褒章を受章

いとうせいこう : 1961年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。アルバム『建設的』(1986年)にてCDデビュー。エッセイ集『ボタニカル・ライフ』(第15回講談社エッセイ賞受賞)、『想像ラジオ』(第35回野間文芸新人賞受賞)。テレビにレギュラー出演し、「したまちコメディ映画祭in台東」では総合プロデューサーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アナーキー靴下 さん

    いとうせいこうの本でも読もうかなと見つけた本で、金子兜太氏といえば『季語の科学』に載っていた蝙蝠の句の人だ、と縁を感じ読む。結果大正解、めちゃくちゃ面白かった。とにかく金子氏が凄い、確かな下地を持つからこその柔軟な感性、年を経て境地に達したのではなく常にアップデートを重ねてきたのだろうと感じる。若い力を引き出しながらその力を自分のものにしたいという貪欲さ、きっと生涯剣士であり続けるに違いない。受け止めるいとうせいこうも流石。文語的な句と口語的な句、といった話は俳句に馴染みがない私にもわかりやすく面白い。

  • 瀧ながれ さん

    時間をかけてじっくり読んだ。俳人・金子兜太と、作家・いとうせいこうが、現代の俳句について語る一冊。でも、『万葉集』から始まる和歌の文化から、どうやって俳句が生まれたのか、なぜ五七五なのか、季語はどうして生まれたのか、どうして季語が必要なのか、といった疑問に思っていたあれこれの答えが書いてあった。俳句の歴史を知るにもいい本だった。子どもはまだ季節感をつかめてないから、大人にならないと季語を使いこなせないという話にも納得した。

  • Akito Yoshiue さん

    単行本も持っているのだが、文庫版で追加されたところが読みたくて購入、再読。非常に面白い。

  • かふ さん

    金子兜太は俳人として骨太で反骨心を持っている人だ。いとうせいこうとの俳句対談集はわかりやすく面白い。伊藤園の俳句大賞から選出した句から批評しているので普通の俳句本とはちょっと視点が違う感じ。斬新だ。しかし、基本は五七五の定形、切れ、アニミズム(自然)。

  • ともゑ さん

    「おーいお茶」の俳句って結構独創的な作品が多くて私は素人なので良いんだろうし実際いい感じだけどなんでこれが!?と思う事も正直ある。そんな「新俳句大賞」の受賞作について選考委員の金子兜太さんといとうせいこうさんが対談し鑑賞し直す試み。助詞の使い方や韻律、季語などについて解説している。なるほどそれは気づかなかった!となる一方でそうか?人によるのでは?と思ったり。金子さんの作品自体が結構前衛な感じなので。俳句は自由だ。終盤はちょっと政治主張強めで辟易。

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人物・団体紹介

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金子兜太

1919年埼玉県生まれ。戦後、日銀勤務のかたわら俳句活動に入る。前衛俳句の旗手として頭角を現わし、1962年に同人誌『海程』を創刊。現代俳句協会会長などを歴任。1987年から30年間にわたって朝日俳壇の選者を務める。2018年没(享年98)

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