老薔薇園 シリーズ日本語の醍醐味

金子光晴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784904596098
ISBN 10 : 4904596099
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
415p;20

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読書メーターレビュー

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  • 三柴ゆよし さん

    シリーズ中、最も買いな一冊ではないか。全集でしか読めなかった散文作品「老薔薇園」は随筆とも詩とも小説ともつかない異様な形式であり、金子光晴の魔術的文体が思うさま堪能できる。その他の詩・散文のチョイスも見事で、どちらかといえば耽美な作品を多く収めているが、そんな流れのなかにいきなり「寂しさの歌」とか「三点」「森の若葉」あたりの詩がぶち込まれて、こちとらの涙腺を破壊しにかかる。〆の詩が「そろそろ近いおれの死に」なのも、ベタながら素敵。この一冊で金子光晴の人となり、人生を概観した気にもなれる。一家に一冊。是非。

  • 渡邊利道 さん

    表題の短い小説集を真ん中に、前半を主に1920年代の詩、後半を日中戦争以後(戦後も含む)の詩で構成された選集。代表作も多く収録し、詩人の退廃的でかつ硬派な一面がよく見える。文学が反社会的なものだった時代の詩。とくに上海を活写した「渦」は全集以外ではここでしか読めないらしい傑作。表題作も無類に美しく、頽れる詩的散文の魅力に溢れている。

  • nightowl さん

    以前に見掛けたことのある金子光晴評伝表紙の衝撃が強烈でさぞや前衛的な詩を書いているのかと思いきや、意外に中井英夫を思い出させるような幻想的な詩がほとんどを占めている。腐りゆくものへの讃歌「大腐爛頌」さえも美しく感じる不思議。流石日本語の醍醐味シリーズに採られるだけはある。

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人物・団体紹介

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金子光晴

詩人。1895年、愛知県生まれ。早稲田大学高等予科文科、東京美術学校日本画科、慶應義塾大学文学部予科をすべて中退。1919年、初の詩集『赤土の家』を発表した後に渡欧。23年、『こがね蟲』で評価を受ける。28年、妻・森美千代とともにアジア・ヨーロッパへ。32年帰国。37年『鮫』、48年『落下傘』ほか多

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