金原ひとみ

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私小説 河出文庫

金原ひとみ

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784309422060
ISBN 10 : 4309422063
Format
：
Books
Publisher
：
Kawade Shobo Shinsha
Release Date
：
August/2025
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Sekaikan Ozaki, Kanako Nishi, 高瀬隼子, エリイ, Masahiko Shimada, 町屋良平, しいきともみ ,  

Content Description

どこまで「私」でどこから「小説」？金原ひとみが「現代の私小説」をテーマに責任編集したアンソロジー。時代が求める価値観が刻々と変化する今、インタビューやコラムでは表せない“私”の物語を、第一線の表現者たちが紡ぎ出す。

【著者紹介】
金原ひとみ : １９８３年生まれ。２００３年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞を受賞

尾崎世界観 : １９８４年生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。『母影』『転の声』で芥川賞候補作に選出

西加奈子 : １９７７年生まれ。２００４年『あおい』でデビュー。１５年『サラバ！』で直木賞を受賞

高瀬隼子 : １９８８年生まれ。２０１９年『犬のかたちをしているもの』ですばる文学賞を受賞しデビュー。２２年『おいしいごはんが食べられますように』で芥川賞を受賞

エリイ : 芸術家。「Ｃｈｉｍ　↑　Ｐｏｍ　ｆｒｏｍ　Ｓｍａｐｐａ！Ｇｒｏｕｐ」メンバー

島田雅彦 : １９６１年生まれ。８３年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー

町屋良平 : １９８３年生まれ。２０１６年『青が破れる』で文藝賞を受賞しデビュー。１９年『１Ｒ１分３４秒』で芥川賞を受賞

しいきともみ : １９９２年生まれ。ロックバンド「Ｍｙ　Ｈａｉｒ　ｉｓ　Ｂａｄ」のヴォーカル・ギター

（「BOOK」データベースより）

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    読了日：2025/09/04

    「現代の私小説」をテーマにしたアンソロジーでした。それぞれの作家が紡ぐ「私」の物語はどれも読みやすい。特に島田雅彦さんの『私小説死小説』が面白かったです。「私小説」というジャンルが失われつつある時代に私小説を読めるのが贅沢だと思いました。

  • Kano Ts

    読了日：2025/08/23

    金原ひとみさんが好きで文庫の発売前から気になっていた本。表紙にも惹かれた。期待を裏切らない面白さだった。「私小説」といえば自分にとっては西村賢太さんが好きだが、もはやジャンルが違う文学だと思う。どちらも面白い。「しいきともみ」さんの文章を読んでとても良かったので調べたらコレが初の小説！驚きました。金原ひとみさんの文章も変わらずキレがある。

  • manabukimoto

    読了日：2025/08/14

    金原ひとみさん仕切りによる「私小説」くくりによる短編集。 「私小説」とは論が、金原さんの前書きや、千葉雅也さん、島田雅彦さんの章で語られる。物語る小説家の語る言葉は、その作家から出てくるもの。 ライブの高揚感の自他の受け入れの違和感…尾崎世界観「電気の川」 カナダでの癌治療を通して自分の身体を見つめ直す…西加奈子「Crazy in Love」 金原さんの「ウィーウァームス」。今読んでる「ヤブノナカ」と対応するかのような現状への憤り。 全部が美味しい幕の内弁当のような小説集。

  • ちなまい

    読了日：2025/10/23

    読み終わった後の書評から読んでもよかったかも。。それぞれの人生を知る、という意味の私小説もあるが、「それぞれの言葉との向き合い方」を表す小説だった。最近本を読みまくり、いろいろな書き方を味わっていたがそれらを一気に味わえる本だった。

  • Chisaka

    読了日：2025/10/09

    前に読んだことあったな、と途中で気づいた。 西加奈子とかエリイの実態ありきの滑稽ストーリーも楽しいし、島田雅彦の話はなるほどと膝を打つ気持ち。

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