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タマや 新装版 講談社文庫

金井美恵子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065385142
ISBN 10 : 4065385148
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

親猫と5匹の仔猫でぼくは大混乱! 猫をめぐる奇妙な人間たちを語りつつ、若者の内面を描いた、女流文学賞受賞作ーー突然、猫をおしつけられて、ぼくは困ってしまう。間もなく、5匹の仔猫も誕生した。そこへ、気ままで、気の弱いおかしな人間たちが、次々と押しかけてくる。漂泊しているような頼りない日々。ぼくの密かな夢は、どうなってしまうのだろう? ‥‥猫を飼う青年の頼りないやさしさ、自分探しの哀しみ、孤独な魂と奇妙な友情。現代の若者を描き切った、楽しい連作小説集。女流文学賞受賞作品。(新装版)

【著者紹介】
金井美恵子 : 高崎市生まれ。1967年、19歳の時に「愛の生活」が太宰治賞候補作となり、作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞受賞。小説、エッセイ、評論など刺激的で旺盛な執筆活動を続ける。’79年『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、’88年『タマや』(本書)で女流文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    講談社文庫、2月の新刊。こののところ中公文庫で出してる同じ著者のエッセイ「目白雑録 日々のあれこれ I〜V」で名エッセイというか、他の作家への絡みぶりが痛快過ぎて、この作者はエッセイが一番面白いのではないか?と思ってましたが、反省しました、この小説は自分でもスッカリ馴染みました。金井美恵子さんは猫が出てくる小説(迷い猫預かってます)は、しっくりときます。でも、センテンスが長いのは訳があり、つまり「 」を使用してないから、なのですね!と解説で気づいた。種違いの兄弟を持つ二組の駄目オトコの与太話、面白すぎ。

  • tetsubun1000mg

    38年前の出版ということだったが古さは全く感じなかった。 登場人物も少なく場面もあまり変わらないのに軽く読めたのが不思議な感じ。 会話と文章が一緒になってメチャメチャ長いのだが読みにくさはなかった。 ネコのタマの話が中心かと思いきや、父親違いの兄弟が中心で展開していくのだがゆるゆるとした日常が描かれている。 

  • モジモジアニキ🏳️‍🌈🏳️‍⚧️🍉

    キャラクター達を翻弄するツネコさんは作中でそこまで出てこないにも関わらずかつての飼い猫タマに男性陣が面影のなかの彼女を仮託しているせいでずっと夏之の部屋でニャアニャア鳴いたり毛繕いしていたような気がするのです

  • かすみ

    会話に鉤括弧がないとか解説読んでやっと気づいた。私は本を読んでも内容とかキャラクターとか作者にしか興味がなくて技法みたいなの全然注意してないな。今回は主人公が男なので、「恋愛太平記」とか「小春日和」に出てくるみたいな女の生活があまり出てこなくて、私のすきな部分は少なかった。好き勝手な周りの人間たちに振り回され自分も好き勝手に生きていこうとする真面目な男。なんだかんだちゃんと朝ごはん作って食べていたりみんなで海鮮パーティしたりしていて面白い。いい時代を感じられる気がする。

  • 鉄善

    ノーベル賞候補として名前があがったことに驚いて購読。一文が長く、私には難解で読み切るのに時間がかかった。

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