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歴史をいかに学ぶか ブルクハルトを現代に読む

野田宣雄

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569609195
ISBN 10 : 4569609198
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
January/2000
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バルジ

    ブルクハルトの歴史哲学を通じて現代社会を見つめる一冊。進歩史観を退けあくまで循環するものとして歴史を捉えるブルクハルトの思想は面白い。「悪」について必ずしも排斥するのではなくむしろ「悪」が果たした一面にも光を当て歴史を総体的に見る視点は日常にも活かせそうな視座とも思う。

  • バルジ

    再読。ブルクハルトの歴史観や人生観を同時代を風靡した「進歩史観」との対比から生き生きと描く。それにしてもブルクハルトの説く「歴史の危機」は興味深い。固定化した生活形態が揺らぐ時、「歴史の危機」は到来する。しかしこの危機の時こそ「個人」が輝き出すという。個人を圧迫した権力や権威が揺らぎ出すからである。彼は徹頭徹尾「個人主義者」であった。自己を信頼し「権威」や「権力」に寄りかかり安住する人々を軽蔑する。しかし個人が個人としての確固たる生き方を得るためにこそ歴史は必要だとも説く。「歴史は人生の教師である」

  • check mate

    30歳のブルクハルトの世界に対する構えが今の私のそれと同じで驚いた

  • えむa

    この本を読むまでブルクハルトの名前すら知らなかった。主流たる進歩史観から一線を画し辺境から辛抱強く観察に徹した19世紀の歴史家の思索は重く、その慧眼は驚嘆に値する。彼にとって歴史とは人間精神の始まりも終わりもない"精神の連続体”そのものであり、長い間われわれが依拠してきた進歩史観の行き止まりが見えてきた現在だからこそその思索はなお意味深い。彼自身は諦念はしても絶望もしていなかったのではないかと思った。

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