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納豆に砂糖を入れますか? ニッポン食文化の境界線 新潮文庫

野瀬泰申

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101366524
ISBN 10 : 4101366527
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan

Content Description

あなたは納豆に砂糖を入れますか?「メンチカツ」と呼びますか「ミンチカツ」と呼びますか?「突き出し」ですか「お通し」ですか?正月に食べるのは鮭それともブリ?―ネットで集めた膨大な情報分析は、驚きと発見の連続。日本の食の境界線を実際に歩いた「糸魚川―静岡構造線」リポート付き。「NIKKEI NET」に掲載された『天ぷらにソースをかけますか?』に続く、待望の続編!

目次 : 第1章 納豆に砂糖/ 第2章 すき焼き/ 第3章 せんべいについて/ 第4章 メンチvs.ミンチ/ 第5章 大根と仲間たち/ 第6章 飴について/ 第7章 「突き出し」か「お通し」か/ 第8章 汁かけ飯について/ 第9章 ニッポンの食堂/ 第10章 鮭とブリ/ 第11章 糸魚川―静岡構造線を行く

【著者紹介】
野瀬泰申 : 1951(昭和26)年福岡県久留米市生れ。東京都立大卒後、日本経済新聞入社。東京・大阪社会部、大阪文化部長などを経て特別編集委員。大阪勤務時代に「ウスターソースで天ぷらを食べる」人々を見て「食の方言」に気づき、取材を続けている。現在「列島あちこち食べるぞ!B級ご当地グルメ」を日本経済新聞電子版で連載中。B‐1グランプリ主催団体「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    タイトルの問いかけ「納豆に砂糖をかけますか?」には、一部地域の人たちを除いては「えっ!そんなことする人がいるの?」という反応だろう。じゃあ、すき焼きにジャガイモや高野豆腐を入れるのは?と、そんな風に日本の食文化のリージョナリティを追究したのが本書の狙い。実に面白い。時に抱腹絶倒。爆笑ものが三重県の結婚式のくだり。引き出物に持てないほどに数々の品々を揃え、さらには生のブリ一本が付く。また、富山ではバレンタインのチョコ代わりにハート型蒲鉾を渡すなんて(さすがに、みんなではないと思われるが)。食文化は奥が深い。

  • ホークス

    北日本中心に納豆に砂糖を入れる嗜好があるのは何故か?前作「天ぷらにソースをかけますか」に続く日本人の食を探究するシリーズ。その面白さは久住昌之さんの解説で簡潔にまとめられている。特に著者が、日本の食はこうあるべきだとか、昔は良かったとか、日本の食の未来はどうなんでしょうとか、したり顔で型通りのまとめをしない点を賞賛していて、大いに同感した。ちょっとした習慣の違いに重要な意味があったり、文化の伝播の微妙さに気づいたり、著者の目の付け所が素晴らしい。

  • えみ

    同じ食べ物でも、その地域や家庭によって食べ方が違う。その衝撃は計り知れない…納豆に砂糖!!?甘い納豆?どういうこと??と一瞬ぐるぐると思考が迷子になったけれど、よく考えてみれば、そもそも納豆を食べない地域や人もいるわけで…その人にしてみれば納豆?腐った豆?食べるなんて信じられない!!?と同等の衝撃があるのだろうなと思ってなんか全ての食へのこだわりを享受できる気がした。卵焼きに何かける?と同じで個々に独特のスタイルがある面白さを堪能。著者の「食の方言」という言葉がお気に入りになった。因みに私は納豆には酢。

  • わんこのしっぽ

    このタイトルを見た時「入れないだろう!」と心の中で突っ込んでしまった(笑)読み始めるとかなり真面目に調べているので興味深く読み進められる。寒冷地は発酵が不十分なときに砂糖を入れて納豆菌を活性化させるとか。初めは、えっ!って思ったことも背景を調べてみると納得する。それでも途中どうしても確かめたくて秋田出身の友達に連絡したら「実は今でも砂糖をいれてる。味は甘納豆みたいな感じ〜」えっ?ご飯に甘納豆は混ぜないだろう!頭では分かっても中々…^^;

  • へくとぱすかる

    日本ほど食べ物のヴァリエーションのある国はない。そして地方地域による差異が生む悲喜劇。 食べ物を知ることは、文化をと人を理解すること。笑いながらも、つい背景に思いを馳せてしまい、納豆に砂糖も試してみたくなる。

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