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沖縄米軍基地の歴史 歴史文化ライブラリー(仮)

野添文彬

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642059015
ISBN 10 : 4642059016
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

沖縄に米軍基地が集中し、維持されてきたのはなぜか。沖縄戦から現在に至るまでの通史から、米国・日本・沖縄社会が基地をいかに位置付けてきたかを検討。普天間基地移設など、いまだ課題を多く残す問題の淵源に迫る。

目次 : 「沖縄基地問題」とは何か―プロローグ/ 沖縄米軍基地の形成―沖縄戦からサンフランシスコ講和へ/ 沖縄への米軍基地の集中―五〇年代〜六〇年代/ 米軍基地のさらなる集中と固定化―沖縄返還とその後/ 普天間・辺野古問題の迷走―冷戦後/ 「沖縄基地問題」のゆくえ―エピローグ

【著者紹介】
野添文彬 : 1984年、滋賀県に生まれる。2012年、一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、沖縄国際大学法学部准教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かんがく

    沖縄の基地問題についての簡潔な通史。沖縄戦、日本独立後の占領継続、ベトナム戦争期の基地集中、返還後の基地の維持、少女暴行事件と冷戦後の安保再定義、小泉・鳩山政権への失望、オール沖縄と安倍政権の対立。やはり常に他人事。

  • 二人娘の父

    沖縄における米軍基地の存在を、日米安保史に位置づけて検討する。その試みは基地問題解決の上で多くの示唆を与えている。他の類書でも部分的に指摘されるようになってきたが、日米安保の展開のなかで、沖縄の米軍基地は、日本側からの積極的な受け入れ姿勢とそのための施策(思いやり予算など)が大きな意味をもつことが分かる。積極的従属性とでもいうべき日本政府の態度を変えない限り、この課題の根本的な解決はないことが分かる。また海兵隊についての検討も有益である。海兵隊と抑止力とはイコールとは言えない現実も私たちは知るべきである。

  • owlsoul

    地上戦によって日本本土とは別に直接的占領を受けた沖縄。その傷跡は今もなお米軍基地という形で残されている。米政府においてはアジアで自由に使用できる基地として、日本政府においては憲法九条に基づいた安全保障の根幹として、沖縄の現状は維持されている。沖縄県民にとっての戦後とは「戦場から地続きになった時間」であり、「もはや戦後ではない」とのたまう日本本土との溝は深まるばかりだ。本書によって、沖縄の政治活動が植民地の独立運動であることが改めて理解できた。日本は独立国なのか、従属国なのか、その矛盾に向き合う必要がある。

  • チェアー

    沖縄が基地に依存せざるを得なくしたのは、本土の日本政府であり、そこから脱却できるタイミングがいくつもあったのに、撤去を拒否したのは本土の政府だった。 要するに薬漬けにしておいて、「お前の世話にはならない」と言い始めると「薬なしで生きられないくせに」と言っているのが現在の姿だということ。 戦中も戦後も、本土は沖縄を見捨て、いいように活用してきたに過ぎない。この沖縄を見捨てるということの上に、憲法9条があった。本土の非戦、民主主義は、沖縄の戦時体制と非民主主義の上にあったのだ。

  • 大泉宗一郎

    全国約7割の米軍施設が集中する沖縄の基地史。なぜ米軍基地が沖縄に置かれ、どのように固定化・集中化していったかを、当時の時代背景や、米国との交渉、政府と沖縄との折衝の歴史を交えながら紐解いていく。これまで米軍側から沖縄基地返還の動きが何度もあったにも関わらず、日本側がそれを拒否することで米軍を沖縄に引き留め、抑止力の確保を図ろうとした側面が浮かび上がる。文章も読みやすく、簡潔ながら押さえるべき点をほぼ網羅しているといってよく、基地問題を学び始めたいという人にはオススメ。

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