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市川房枝、そこから続く「長い列」 参政権からジェンダー平等まで

野村浩子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517896
ISBN 10 : 4750517895
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一〇〇年前から、市川房枝は女性の地位向上を訴えた。いまよりさらに男尊女卑、性別役割分業意識が強い時代にあって、どのように社会を動かそうとしたのか?そして今、彼女の願った男女平等は、達成されているのか。戦前は平塚らいてうと組んで、女性の参政権を獲得する運動をはじめ、戦後は、参議院議員として、女性差別撤廃条約批准を推進させ、男女雇用機会均等法の成立を後押しした。戦前の米国行き、ILO事務所勤務、独立して婦選活動、終戦後の公職追放、六〇歳直前で参議院初当選、八七歳で全国区トップ当選―働く女性のトップランナーとしての市川房枝八七年の生涯をたどる。

目次 : 国際連合と日本女性をつなぐ/ 「農家の娘」が一四歳で米国留学を目指す/ 平塚らいてうと女性の参政権をめざす協会設立/ アメリカへ渡る/ ILO職員として女性の労働現場を歩く/ 戦前の「婦選」活動/ 戦争を生きぬく/ 公職追放と参政権獲得と/ 無所属の参議院議員として/ 「政治と金」に抗して/ 市川房枝のジェンダー政策/ ジェンダー平等に向けての「長い列」

【著者紹介】
野村浩子 : ジャーナリスト。1962年生まれ。84年お茶の水女子大学文教育学部卒業。日経ホーム出版社(現日経BP)発行の『日経WOMAN』編集長、日本初の女性リーダー向け雑誌『日経EW』編集長、日本経済新聞社・編集委員、淑徳大学教授などを経て、2020年4月東京家政学院大学特別招聘教授。財務省・財政制度等審議会など政府自治体の各種委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Jessica

    冷静に、データを集め、感情に流されず問題に向き合う。 戦前は平塚らいてうと、戦後は参議院議員として、自らの命をかけて女性の参政権を勝ち取った本作の主人公が憂いた未来がそのままになっているようで残念でなりません。その後に続く女性たちの紹介である最終章に続くまで大変勉強になった本作でした。

  • Yoshiko

    市川房江について、知っているようで知らなかったことをたくさん学んだ。市川がくぐりぬけてきた数かずの論争の大部分は、亡くなって40年以上たっても構図がほとんど変わらないことにも驚く。市川の戦争協力責任や平塚らいてうとの軋轢などついては、それらのテーマを深掘りして批判的に追いかけるのではなく、全体の流れに位置付けて温かく描いている。 やや違和感があったのは、本書が末尾で取り上げたのがたかまつななだったことである。彼女には相当危うい言動もあり、市川房江の流れを汲むと認定するのにふさわしいか疑問が残った。

  • takao

    ふむ

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