なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門(マガジンハウス新書)

野村泰紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838775255
ISBN 10 : 4838775253
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

ニュートン力学から相対性理論、
量子力学まで‥‥
「宇宙を支配する力」に
迫る知的探求の旅!


本書では、カルフォルニア大学バークレー校教授で
理論物理学者の野村泰紀さんが、
「ニュートン力学」や「相対性理論」
といった古典物理学から、
「量子力学」などの現代物理学
に至るまでを概観しつつ、
「重力はなぜ存在するのか? 」
という謎に迫ります。

宇宙を動かす根源的な仕組みや、
自然界を支配する法則への理解がぐっと深まる、
読むだけで世界の「解像度」が上がる一冊です。


【本書の内容】
◎月は「落ち続けている」から落ちてこない
◎「重力」は“時間”と“空間”の歪み
◎地上も宇宙も「同じ法則」で運動している
◎光さえも進めなくなる「ブラックホール」
◎自然現象はたった「4つの力」で成り立っている
◎重力と一般相対性理論を統合する「超ひも理論」 ‥etc.


※本書は、YouTube チャンネル『ReHacQ─リハック─』で配信された動画を元に、
追加の取材・再編集を行い、書籍化したものです。


【著者紹介】
野村泰紀 : 1974年、神奈川県生まれ。カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員、理化学研究所客員研究員を併任。主要な研究領域は素粒子物理学、量子重力理論、宇宙論。1996年、東京大学理学部物理学科卒業。2000年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。米国フェルミ国立加速器研究所、カリフォルニア大学バークレー校助教授、同准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom さん

    流石に、表紙の「14歳でも理解る」は言い過ぎだと思うが、それでも、ガリレオ・ニュートンから、相対性理論、量子論へと至る物理学の歴史が、こんなふうに説明するといいんだと感心するくらい、野村先生の語り口は絶妙である。客観的説明だけでなく、コペンハーゲン解釈の「波束の収縮」に懐疑的だとする見解や、だからと言って、多世界解釈が量子力学の最終形というのは「多分違うでしょう」という先生の意見も垣間見えて、活力ある読み物になっている。重力論中心の物語なのに、最終章に統計力学を持ってくるという構成も、何とも意味深である。

  • Mark さん

    物理学の400年を概説し、高校物理の知識を一般常識のレベルでアップデートしてくれる良著。流石は、バークレーの教授だけのことはあって、膨大な理論や数学知識を要することを、的確なたとえ話などを用いて理解を促してくれる。量子論についても、をわかり易く解説してくれていて、これまで、その道の専門家と称する誰に聞いても、納得できる説明を得られなかったが、量子コンピュータのイメージがほんの少しクリアになってきたように思う。

  • naotan さん

    14歳にわかるのか、いや、14歳のやわらかい頭の方が分かるのかも知れない。量子コンピュータの話が面白かった。

  • kamekichi29 さん

    古典物理から、相対論、量子力学まで、物理学の概論的な説明。重力に関する話のウェートが高めという感じだけど、メインのタイトルにするほどの説明もなかったような気がする。。

  • coldsurgeon さん

    ガリレオ、ニュートンの時代から、物理学の歴史をたどり、重力の発見や電磁気力や量子論へと、さらに超弦理論を解説している。重力の存在は、インフレーション、ビッグバンから宇宙の膨張の中での、一つの現象に過ぎないのかもしれない。重力が重要でない場面では通常の場の量子論で近似でき、量子力学の効果が重要でない場面では一般性相対性理論で近似できる、のだが、なんらかの統一理論のようなものがあるのだろう。超弦理論によれば、9次元の空間で振動している現象が予想されるとか。解像度を上げるために、時には現代物理学に目を向けたい。

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野村泰紀

カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。米国ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、理化学研究所客員研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員を併任。1974年神奈川県生まれ。1996年東京大学理学部物理学科卒業。2000年東京大学大学院理学系研究科物理学専

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