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「終戦日記」を読む 中公文庫

Nosaka Akiyuki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122069107
ISBN 10 : 4122069106
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

空襲、原爆投下、玉音放送…そのとき日本人は何を思ったか。高見順、永井荷風、山田風太郎、木戸幸一らの日記に当時の心性を探る。「終戦日記」を渉猟した旧版に、新たに「火垂るの墓」の原点「プレイボーイの子守唄」ほか、“焼跡闇市派”として戦争体験を綴ったエッセイ十三篇を増補した新編集版。

目次 : 1 「終戦日記」を読む(八月五日、広島/ 原爆投下とソ連参戦/ 空襲のさなかで/ 終戦前夜/ 八月十五日正午の記憶/ 遅すぎた神風/ 混乱の時代のはじまり/ もう一つの「八月十五日」/ インフレと飢えの中で)/ 2 「終戦」を書く、語る(日記を読む/ 開戦、空襲、焼跡/ 焼跡闇市派として)

【著者紹介】
野坂昭如 : 1930年(昭和5)神奈川県生まれ。親戚の養子となり神戸に育つ。45年の空襲で養父を失い、のち、実家に引き取られる。旧制新潟高校から早稲田大学第一文学部仏文科に進むが、57年中退。CMソング作詞家、放送作家などさまざまな職を経て、63年「エロ事師たち」で作家デビュー。68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で直木賞、97年『同心円』で吉川英治文学賞、2002年『文壇』およびそれに至る文業で泉鏡花文学賞を受賞。そのほか『骨餓身峠死人葛』『戦争童話集』『一九四五・夏・神戸』など多くの著書がある。2015年(平成27)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 煎茶

    88ページまで読了

  • スターリーナイト

    2025-10

  • plum

    NHK人間講座:終戦日記を読む。ほとんどは公刊された日記,冒頭の広島女子中学生は市井の若い人。銃後の大人たちは,B29美しい筐体の輝く空襲で,「おそらく死ぬ」と他人事。彼らに闘っているという実感はなかったのではないか。天災の類。終戦処理もアメリカまかせで,真の総括のないまま「一億総懺悔」ポスターが作られたとか。戦争の馬鹿馬鹿しさをきちんと後世に伝えないと,夢遊状態の日本に次の敗戦はなく,滅びるだけ。他人任せの思考停止を続ける以上,日本の未来はない。筆者の最後の言葉。火垂るの墓は,悲しい実話。

  • 小僧武士

    火垂るの墓と違って実際には妹は1歳で食事もあまり与えず、泣けば頭を殴っていたという。このような貧窮状態でも当時の日本人は国におとなしく従っていた。著者は日本人が戦争を天災だと思っていると述べる。現在の日本経済の失われた30年も同様に天災だと思っている日本人が大多数だろう。実際には戦争も経済も人災である。

  • uh

    戦争は天災ではない。繰り返し語り継がねばならない強い意志と向き合わねばならない。

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