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日本の税は不公平 Php新書

Yukio Noguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569856889
ISBN 10 : 4569856888
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

●政治家は非課税、庶民は増税。国民負担率は50%目前‥‥。
●自民党裏金問題の本質は「税の不公平」だ!
●公平な税制を実現するために、あるべき税制・財源論を徹底検証。
2023年末から自民党の裏金問題が暴露され、今に至るまで国民の怒りが爆発している。
この怒りは、政治家が巨額の資金を受け取りながらも、税を払っていないからではないのか。なぜこのような不公平がまかり通るのか。そもそも日本の税制は「公平な税制」なのか。
裏金事件を入口に、日本のあるべき税制・財源論を検証する一冊。

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940年、東京生まれ。63年東京大学工学部卒。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よしたけ

    フランス革命等を例に税の利害対立は社会・政治変革となりうるのに日本人は何もしないと一喝。裏金問題を例に国会議員は非課税対象が多すぎとし、他方で所得減税の意図は見えづらく(「税収が増えたら納税者に返す」とするが、追加歳出では国債発行でなく臨時増税選ぶ羽目に)不公正制度と説く。国民負担率は50%までに増加するとし、円安で海外労働者は呼び込めず、介護問題は悪化等警鐘を鳴らす。また、国内国債発行は問題薄ととられるが資金効率良い企業から悪い政府に回ることが大いに問題と。現状は認識できたが、提言は少なかった印象。

  • けぴ

    自民党の裏金を始めとする政治家の様々な収入における無税から始まり、年金、社会保険費、介護保険費などにおける自己負担比率などの制度の矛盾点などを平易に解説。一度読んで損のない内容でした。

  • HMax

    停滞した経済が30年も続き、実質賃金も上がらず、超高齢化社会がやってきたにも関わらず、税制改革論議は全く行われていない。ステルス増税によって、国民負担率(税+社会保障費)は23年度46%を超えた。 野党も消費税減税しか主張しない。日本の政治は未来に対する責任を放棄している。革命が起きないのが不思議だ!というのが趣旨。複雑怪奇に入り組んだ仕組みを全部取りやめていっそのこと消費税一本にし、ベーシックインカムにしたらどうか?そこまでせずとも働いたら年金や扶養控除がなくなるようなペナルティは即廃止すべき。

  • Roko

    国民には確定申告で税金をキッチリ払えと言っているのに、政治家だけ税金逃れをしているという事実は、呆れてものが言えません。政治倫理審査会で釈明せよと言われても、その場へ出ることさえ嫌だという人が大半とは、自分が政治家だという認識すらないのでしょうか? 税金を市民生活のために有効に利用するのが政治の役目だということをわかっていない人が政治家になっているという事実は、余りにも酷い日本の現実です。#日本の税は不公平 #NetGalleyJP

  • よっち

    国民負担率は50%超え目前という状況で暴露された自民党の裏金問題。政治家は非課税、庶民は増税という状況を踏まえて、日本のあるべき税制・財源論を検証する一冊。パーティー券収入の裏金問題の本質は税負担の不公平ではないかと論じつつ、防衛費増額や法人税増税、社会保険料の問題、所得税減税や物価対策といったテーマを取り上げて、所得税・法人税、消費税といった基幹税と社会保障制度がどうなっているか、高齢化による医療費自己負担の増加や介護保険、フリーランスの問題についても解説していて、現状を知るのにわかりやすい一冊でした。

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