青い鳥 新潮文庫

重松清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101349268
ISBN 10 : 4101349266
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
16cm,437p

商品説明

みんな、ひとりぼっちじゃない――先生が、そばにいてくれるから。うまくしゃべれない教師と、傷を抱えた生徒たち。静かで温かな再生の物語。

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒──後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。

内容詳細

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。

【著者紹介】
重松清 : 1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。’91(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、また’10年には『十字架』で吉川英治文学賞を受賞する。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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重松先生の作品はどれも好きなのですが、一...

投稿日:2021/04/09 (金)

重松先生の作品はどれも好きなのですが、一番何度も読み返してしまうのはこれです。生徒達の悩みはどれも共感できるもので、村内先生の存在がとても救いになります。

コサカ さん | 千葉県 | 不明

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感動しました。ぜひ学校の図書館に置いて欲...

投稿日:2010/08/21 (土)

感動しました。ぜひ学校の図書館に置いて欲しいです。

でばがめ さん | 京都府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    重松清作品は数年ぶりだが、いつものあの重松節と再会することに。変わってないなあ。それは、脱力感とも安心感ともいえるものだ。彼の小説に漂う浪花節というか、演歌というか、そうしたある意味では透徹した通俗性がここにもある。8つの連作短篇集だが、冒頭の1篇で早くも鼻の奥がツンとなり、それからはこんなものに感動できるものかと突き放しつつ、最後の1篇では涙がこぼれ落ちそうに。主人公は、中学校の臨時教員の村内先生。彼がその学校にいるのは、数十日からせいぜいが2、3カ月。その存在は、まさしく「まれびと」に他ならない。

  • アサガオ先生 さん

    「障害や病気を抱えながら教師として、働く同僚たちを数多く知っている◇皆、生徒の幸せを願い、全員に目を配り、アンテナをはりめぐらして『心の闇』がないか、見つめている◇家庭での悩み、虐待、人間関係、苛め◇『被害者も加害者も、皆、何かで悩み、もがき苦しんでいる。道を外れて不幸になりたい者などいるはずがない。物事には必ず理由が存在する』◇生徒の声に心を傾けなければ、彼らは一生『かごの中の鳥』のように、心の苦しい想いを外に出すことが出来ない◇彼らは、自分の中の孤独と闘い『どうすればいいのか』悩んで→2ページ目へ

  • らぱ さん

    40代になった今でも自分の精神年齢は 中2となんら変わらない。小さなことに傷つき・くよくよし、勘違いして急に元気になり、勘違いだと気付いてまたくよくよする。40代の自分は村内さんのような人には、なかなか出会えない。だから本を読むのだろう。たいせつなことに間に合うように。

  • 青葉麒麟 さん

    どうして此の作家はこんなにも思春期の子供の気持ちが判るんだろう。こんな人こそ教師になるべきだと思う。後書きを読んで吃驚したけど、吃音だったんだね。久し振りに胸の奥がジンジンした小説だった(ノ_・。)

  • テンちゃん さん

    内村先生(๑•̀ㅂ•́)و✧心に傷を抱えた生徒たち!『授業より大事なこと』( ̄へ ̄)『心に傷を負った生徒に寄り添うこと』⇨いじめ!(`ロ´)加害者の生徒!父親の自殺で苦しむ生徒!。°(°`ω´ °)°。うまく気持ちを伝えられず抱え込む生徒!o(>_<)o家庭を知らずに育った生徒!⇨生徒たちに寄り添い、心の支えとなる先生(﹡ˆ﹀ˆ﹡)『後悔!責任!を包み込み希望へ変えていく!』⇨『大切なこと』を教えてくれる!心が温かくなる!そばにいるだけで安心できる!私もそんな存在になりたい!傑作作品。☆(⌒_⌒)4.8

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人物・団体紹介

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重松清

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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