重定南奈子

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攪乱と遷移の自然史 「空き地」の植物生態学

重定南奈子

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Product Details

Genre
：
Sciences&Physics
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784832981850
ISBN 10 : 4832981854
Format
：
Books
Publisher
：
北海道大学出版会
Release Date
：
June/2008
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
露崎史朗 ,  

Content Description

目次 : 第１部　撹乱と遷移の論理（撹乱と植物群集/ 数理を通してみた撹乱と生物多様性）/ 第２部　火山噴火による撹乱と遷移（軽石・火山灰噴火後の植物群集遷移―軽石は軽くない/ 熱帯火山の遷移―クラカタウ諸島の１２０年/ 火山島の一次遷移―三宅島における攪乱と遷移）/ 第３部　火山性荒原の撹乱と遷移（菌根菌による植生遷移促進機構/ 火山環境と地衣類群集の形成）/ 第４部　湿原の撹乱と遷移（湿地生態系の化学的撹乱と植物遷移/ 火山噴火降灰物が湿原に与える影響/ 野火跡の湿原植生回復―釧路湿原における攪乱と遷移）/ 第５部　極地と砂漠の撹乱と遷移（高山における埋土種子動態と発芽戦略/ 砂漠における一年生植物の生存戦略/ 高緯度北極氷河後退域における遷移）

【著者紹介】
重定南奈子 : １９４１年倉敷市に生まれる。１９６９年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、同志社大学文化情報学部教授・奈良女子大学名誉教授。理学博士（京都大学）

露崎史朗 : １９６１年高萩市に生まれる。１９９０年北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院環境科学院准教授。理学博士（北海道大学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Mm

    読了日：2016/02/29

    撹乱の種類ごとの遷移が実例をもって書かれている。実例は火山の一次遷移では北海道の有珠山、インドネシアのクラカタウ諸島、そして伊豆諸島の三宅島の2000年以前以後の噴火による植生。三宅島は暖温帯、溶岩は玄武岩質でアア溶岩。富士山と岩質は似ている。窒素固定菌と共生するハンノキ属のオオヤシャブシから落葉樹、そして照葉樹のタブノキそしてスダジイへと変化する。菌根菌も植生と共に遷移している。撹乱と遷移についての導入として詳しく、分かりやすい本。

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