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ISBN 10 : 410610525X
Content Description
現役医師が、冷徹な眼差しでこの国を診断。見えてきたのは、国全体を覆う、プロを軽視して素人を持て囃す病だった。「情報が患者の不安を生産する」「敗戦処理はエースの仕事」「民主主義がヒトラーやルーピーを生む」「人は思考停止を欲する」―ロジカルでシニカル、ときにアクロバティックな議論から日本の本当の病状を炙り出す、毒と逆説と笑いに満ちた社会論。
目次 : 1 「敗戦処理」はエースの仕事である(「敗戦処理」とは何か/ 「患者の死」は忌むべき敗北なのか/ 「寝たきり」人生の価値)/ 2 情報が害毒を生産する(不安のもとになる情報/ 「最悪を想定する」という無責任)/ 3 「惰性」の研究(惰性の功罪/ 「タリバンホスピス」の傲慢/ 人は思考停止を欲する/ 座生の活用とその限界)/ 4 諸悪の根源、民主主義(ルーピーを生み出すシステム/ 自称リーダー多くして国沈む/ あなたも私もビョーキである/ 「信じる」者は救われない)/ 5 逆風下のプロフェッショナリズム(八百長は文化である/ 「原子力村」のプロが日本を救う/ 金で魂を売る作法/ 死神の仕事、実は医者の仕事)
【著者紹介】
里見清一 : 三井記念病院呼吸器内科科長。1961(昭和36)年鳥取県生まれ。1986年東京大学医学部卒業。国立がんセンター中央病院内科などを経て2009年より現職。日本癌学会・日本臨床腫瘍学会・日本肺癌学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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さきん
読了日:2015/09/02
calaf
読了日:2013/07/27
Sugi Takahiro
読了日:2015/07/31
もけうに
読了日:2022/04/14
χ
読了日:2019/06/29
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