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医師の一分 新潮新書

里見清一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106105975
ISBN 10 : 4106105977
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

医学の進歩で、なかなか死ねない社会が到来した。しかし90歳過ぎの老衰患者に点滴をし、抗生物質を投与し、透析を行いペースメーカーまで入れて、なんのために「救う」のだ。数多くの死に立ち会ってきた著者は、今どきの「タテマエ」「良識」を嘲笑う。「命に上下は存在する」「患者の自己決定を信じない」「現代の医者は『死神』の仕事を担う」…現代人である「あなた」の死に方についての、辛辣かつ深遠な思索。

目次 : 褒めたら人は伸びるのか/ ストレスはなくせない/ 自己決定の呪縛について/ 「自己決定尊重」の裏側/ なかなか死ねない社会/ がんのメリット/ 生身の医者は絶滅寸前/ 命に上下は存在する/ 引導を渡す役目を担う/ あなたの臨終の枕元に立つ/ 気分の問題/ 二番煎じの価値/ ピークのあとは下るだけ

【著者紹介】
里見清一 : 1961(昭和36)年鳥取県生まれ。日本赤十字社医療センター化学療法科部長。86年東京大学医学部卒業。国立がんセンター中央病院内科などを経て現職。日本癌学会・日本臨床腫瘍学会・日本肺癌学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • calaf

    最終判断を下すのがプロ。その判断には全面的に責任を持つべき。。。医者の話ではあるものの、自分の事に置き換えても成り立ちそう。でも、確かにその通りなのだけど、なかなか難しいなぁ...

  • ほよじー

    ★★★命に上下は存在するか?そこにあるのは綺麗事の人道主義だけではない。

  • 桜父

    医者は万能ではない。判ってはいるけど、入院患者にしてみればそうも言っていられない。今日の医療現場では、なかなか患者を死なせないのがよく判った。 もし自分が不治の病になったら、延命治療は行わず、在るがままに居ようと思った。最後の医療ドキュメント・ノベルは里見さんの有りの儘を映し出しているようで、楽しめた

  • fseigojp

    これとNHK特集 生活保護4兆円の衝撃を読むと TPPはそう簡単に受け入れられんぞと思う EBMが根付きだしたのは、ほんの10年たらず、標準治療ガイドラインの作成は道半ば この急所を抜ければ 納得のいく医療を安価に受けられる世界唯一の国になるはず

  • おっくー

    本屋で気になり、購入した本。医師の命の考え方に触れることができた。死の番人という表現で、最後を看取るのも医師の仕事。いつもは考えない命のことについて考える、良い機会であった。

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