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天上の虹 6 持統天皇物語

Machiko Satonaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062606875
ISBN 10 : 4062606879
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2000
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 南北

    天武天皇は病床に伏し、皇后の讃良皇女と皇太子の草壁皇子が代行するが、大津皇子は自分が後継者に指名されたと考えて突き進んでいく。戦友だと言われていた讃良皇女もその話を突きつけられ、戸惑いながらも大津皇子の処刑を決断する。これがもとで草壁皇子は大津皇子の亡霊を見ることになり、やがて亡くなってしまう。登場人物たちはそれぞれ自分が正しいと思ってした行動が裏目に出てしまい、悲劇を生むことになる。讃良皇女にとって頼りになるのは高市皇子しかいない状態で国造りを進めるしかないが、問題は山積みのまま続いていく。

  • そら

    LOVEストーリー部分がウザいけど💦、歴史が動いた巻なので面白かった!天武天皇崩御→大津皇子が謀反を企てるがバレて死罪に→草壁皇子が急死。死因は史実上は不明だか、そうきたか。。持統天皇の毒親っぷりがいい(笑)。愛情を持って、良かれと思ってやってるところが切ないな。こういう母親って多いと思う。藤原不比等がこの頃からいろんなところで根回ししている。嫌な感じ。

  • ☆kubo

    大海人の死から大津の謀反、そして讃良が天皇として即位するまで。讃良が大海人の肌着を身に付けるシーンには涙。ホントに好きだったんだなー。草壁はウダウダしてて好きじゃなかったんだけど、死を選ばずをえないほど苦悩してるのを見てなんかやるせない。阿閇は賢い良い妻で頑張ってたのに、あまりにも可哀想な結末になってしまったな。

  • 椿

    讃良と草壁のような母と息子の関係って、現代にも沢山ありそう。夫との関係が上手くいかず、愛情はすべて一人息子に。自分の理想の息子にするために、彼が望んでないことを無理矢理やらせて。心優しい息子は反論できず、心が壊れていく。国の為に、とか言ってるけど、讃良からは母親の狂気が滲み出てるよ。

  • nao1

    1〜6巻まで読んだ。大海人皇子を中心とした女たちの個性の描き方が源氏物語っぽい手法。女性は賢しすぎてもも堅苦しく、かわいらしく無邪気なだけでも物足りなくもなるらしい。女流の人は、ここが気になるらしく分析しますが、男性作家は谷崎がその手のことを書いてたかな。このマンガでは理想の女性は額田にしてます。持統天皇が女帝として即位するが、政治的見通し、教養、決断力をそなえた彼女のような女性政治家は今の日本では思いつかないなあ。万葉集がロマンチック。柿本人麻呂を美少年に描くところなんて作者の趣味全開でいいですね(笑)

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