Product Details
ISBN 10 : 4140817771
Content Description
親鸞が『歎異抄』で語る教えは、「悪人正機」「愚者になりて往生す」に代表されるように、逆説に満ちた革新的なものである。それゆえに、市井人だけでなく、近代日本の多くの知識人を魅了してきた。『歎異抄』に収められた親鸞の言葉と、矛盾と苦悩に満ちたその生き方を俯瞰することで、現代を生きる私たちへのヒントを探る一冊。
目次 : はじめに 絶対絶命のときに浮き上がる言葉/ 第1章 人間の影を見つめて(『歎異抄』の謎/ 信心のない者には読ませるな ほか)/ 第2章 悪人こそが救われる!(親鸞思想の最大の逆説「悪人正機説」/ 念仏は阿弥陀仏のはたらきである ほか)/ 第3章 迷いと救いの間で(異義を正す「歎異篇」/ 「造悪無礎」と「専修賢善」 ほか)/ 第4章 人間にとって宗教とは何か(「信心」は一つである/ 「大切の証文」とは何か ほか)/ ブックス特別章 さらに深く親鸞思想を知る(師・法然とのかかわり/ よきひと(法然)の仰せ ほか)/ 読書案内
【著者紹介】
釈徹宗 : 1961年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院博士課程修了。専門は宗教思想で、NPO法人リライフ代表も務める。『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』(朝日選書)で第5回河合隼雄学芸賞を受賞。著書多数。2017年6月には「100分de名著『維摩経』」で講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
