ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品

都甲幸治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784810912777
ISBN 10 : 4810912779
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
青月社 ,  
追加情報
:
247p;19

内容詳細

村上春樹からボブ・ディランまで。世界で話題の文学は、こんなにも面白い!

毎年10月に発表される、ノーベル文学賞。その候補者と噂される作家ばかりを紹介した文学ガイドが登場! 
27カ国38人の作家を、早稲田大学、東京大学、学習院大学、一橋大学などで教鞭をとる専門家たちが、プロフィールから有名作品の見どころまで、わかりやすく解説されています。それぞれの代表作のあらすじ、日本語訳がある作品リストはもちろん、「この作家が好きな人は、他にこんな本を読んでいます」という読書案内までカバー。
帯コメントは、ポール・オースターやエドワード・ゴーリーなどの翻訳で知られる柴田元幸氏。


<もくじ>
世界文学の魅惑/都甲幸治
1. 村上春樹――記憶をめぐる冒険/西脇雅彦
2. アシア・ジェバール――アルジェリア人がフランス語で語ること/石川清子
3. スヴェトラーナ・アレクシエヴィチ――「ユートピアの声」を集めて/越野剛
4. ジョイス・キャロル・オーツ――アメリカ文学界のダーク・レディ/小澤英実
5. ミラン・クンデラ――越境と変奏/阿部賢一
6. トマス・ピンチョン――超然たるヘビー級文学の雄/佐藤良明
7. ウンベルト・エーコ――学者からベストセラー作家へ/土肥秀行
8. ダーチャ・マライーニ――日本育ちのフェミニスト/土肥秀行
9. グギ・ワ・ジオンゴ――ケニアの口承伝統を引き継ぐもの/楠瀬佳子
10.ナーダシュ・ペーテル
11.アドニス
12.ミルチェア・カルタレスク
13.高銀
14.ヨン・フォッセ
15.ヌルディン・ファラー
〈コラム〉幻の候補者リスト
16. サルマン・ラシュディ――インドから飛び立つ想像力/橋本智弘
17. ドン・デリーロ――マスメディア、テロリズム、小説家/上岡伸雄
18. フィリップ・ロス――ルーツと欲望/上岡伸雄
19. コーマック・マッカーシー――血と暴力に満ちた世界で/山口和彦
20. ボブ・ディラン――現代詩を歌う「ソング・アンド・ダンス・マン」/原成吉
21. ウィリアム・トレヴァー――あなたとの距離はどれくらい/宮原一成
22.マーガレット・アトウッド
23.セース・ノーテボーム
24.アモス・オズ
25.ハビエル・マリアス
26.ペーター・ハントケ
27.レス・マレー
〈コラム〉受賞者は一〇〇人一〇〇色
28. アリエル・ドルフマン――チリを語る宿命/水谷八也
29. ジョン・アッシュベリー――思いがけない世界へ/山内功一郎
30. カズオ・イシグロ――遠い過去を見つめて/日吉信貴
31. ジュノ・ディアス――カリブ海を渡るエンタープライズ号/都甲幸治
32. ジョン・バンヴィル――未来が過去へ流れ込むところ/加藤洋介
33. コルム・トビーン――哀愁がじんわり伝わる/宮原一成
34. ウラジーミル・ソローキン――テキスト、テキスト、テキスト/大野典宏
35. パスカル・キニャール――「言語の彼岸」をめざして/岡和田晃
36. イスマイル・カダレ――閉ざされた国からの声/東條慎生
37. ポール・オースター――失い続けて、最後に残るもの/藤井光
38. トム・ストッパード――条理の中の不条理/小田島恒志
歴代受賞者一覧

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山田太郎 さん

    しかし、まるで知らない作家ばかり。それでも結構和訳出てるんで、すごいもんだと感心した。ピンチョン読んでみたけど、途中でめげちゃったからな。日本のピンチョンとかでデビューしたらけっこう売れそう気がするけど、だめかな、いないよな、そんな人、東大の教授の片手間でとかだったらかっこよくないかな、やっぱり、とりとめない感想だな、これ。

  • Y さん

    読みたい本がどっと増えた。文学の専門家がそれぞれの得意分野において文学の潮流はどうなっているのか教えてくれて読書欲をくすぐられた。外国文学は新潮クレストを中心に読んでいたけど、もっともっと自分の興味の超えたところにおもしろいものがあるんだと思うといてもたってもいられなくなった。「世界にはこんなにいい作家がいるんだ」と帯の柴田元幸のコメントを読んで激しく同意。驚きとともにそれでも心のどこかでそれを知っていたような感じがした。

  • 抹茶モナカ さん

    読書好きが熱くなる祭、ノーベル文学賞発表。そのノーベル文学賞に近いとされる作家38人について、その作家の作品傾向を解説。名前はかろうじて知っている作家もいれば、全く存在を知らない作家もいて、勉強になりました。もっと、現代のノーベル文学賞クラスの作家を読まなきゃなぁ。

  • Koning さん

    ブックメーカーのリストを元?に文芸評論家なり文学部教授なりに作家を紹介させたガイドブック。とりあえず和訳でてる人結構いるのねん。だけど、肝心のあれが未訳かよ!とかそういうのは色々あったりする(笑)。まぁ、ある意味当然なんだけど、ムックっぽい本なので似顔絵イラストが一番秀逸だったというのが本音だったりして(汗。イスマイル・カダレ(36番目に紹介)のところで井浦伊知郎のサイトにアルバニア文学のあれこれが翻訳されてるよという情報が一番有用だったりした。

  • ソングライン さん

    38人のノーベル賞受賞に近い世界の作家を紹介しています。2014年に出版された本ですが、既にこの中から二人の受賞者が出ています。本書は、次は誰が受賞するのかを予想する内容ではなく、日本人の文学者たちが、それぞれの専門分野で、面白いと感じている作家たちを取り上げています。作家の生い立ちから、作品の特徴、代表作の内容を簡潔に紹介してくれています。ノーベル文学賞は毎年話題に上りますが、本書で紹介された作家を10人も知らない自分の勉強不足を嘆きつつ、この本のおかげで、読みたい本が増えました。

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