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荒魂怪談 竹書房怪談文庫

郷内心瞳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801945272
ISBN 10 : 4801945279
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

和魂と荒魂。神にはふたつの顔があるが、どちらを前にしても人はひれ伏すのみ。神は人の理の外にあり、真に恐ろしきは霊や人の生みだす呪いではなく、神仏の怒り=祟りなのかもしれない。拝み屋のもとに相談に来た母娘。自分たちには神がついていると言うのだが…「ヨモノキさま」(郷内心瞳)、峠の祠の祟り、神社の境内で鳥が死ぬサインとは…「らんしん」(黒木あるじ)、神像集めが趣味の祖母が古物商から手に入れた黒塗りの箱の正体…「正座する人達」(つくね乱蔵)、父方の里の奇妙な風習。祖母の葬儀で恐ろしい真実が…「一緒に暮らさないか?」(営業のK)、ほか、36の神仏恐怖譚!

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    実話怪談アンソロジー。荒魂とタイトルにあるように、神罰に絡んだ話が中心となっている。そのためか「嫌」感は満載。いらん事して祟りを受ける最近ネットミームで有名な「あの社壊したんか?」系の話から、理不尽系まで幅広く収められている。個人的には神罰系はカタルシスを感じれて、理不尽系に嫌なのが多い感じ。アンソロジーらしく各著者の力量や癖が発揮された作品ばかりであるが、個人的にはファンのつくね乱蔵がいつもの如く後味悪すぎて大満足。黒木あるじは流石の語り口だし、郷内心瞳はサイキックウォーズ始まるし、で満足な一冊でした。

  • XX

    作りこみすぎてラノベになってしまったものと、夜中に読んで心底震えた話が混淆。白眉は黒木あるじでこういうテーマは本当に上手い。短い話の羅列なのに人間の道理が通用しない理不尽な神様の恐怖があますことなく浮彫に。知らない神仏にうかつに関りを持ってはいけないと心底思った。つくね乱蔵も因果応報と呪い拡散の厭さ抜群。蛙坂須美「穴に入れた話」はリアル営繕かるかやで感動。全体として信仰を受け続けている神は比較的穏やかだが信仰の唐突な途中放棄には報いが、信仰を放棄された神は何をやらかすかわからないという印象を受けた。

  • 佐倉

    神体や祠の破壊や持ち帰りによって神仏の怒りに触れる、という定番の障りから奇妙な風習、信仰、そして伝統。妖怪と紙一重ながら少し格上感のある存在たちが齎す畏れのイメージが反映された怪談が集まる。印象に残ったのは『干上がった川』つくね乱蔵、『救えない話』蛙坂須美、『カンタンナコト』服部義史のような罰当たりの代償を払う話、恨んだ相手を英霊にしないために勝手に社を作る『裏の靖国』、『らんしん』黒木あるじはモキュメンタリー的な雰囲気のある話。怪文書や断片的な目撃談の羅列が怖さを感じさせる。

  • 澤水月

    卯ちり氏のオンライン英会話での聞き取り「カタル」の国際性が興味深かった。黒木氏「かむやしろにて」、神社で嫌な体験したの自分も思い出しゾクゾク。当たり前だけどきちんと取材して書かれた話群は面白く実話怪談の真骨頂を随所で楽しめた

  • eyemu

    神様に頼るときは、それ相応の覚悟を持って。 安易に関わってはいけない。 それは、良くも悪くも。 そう思った。 あとは神様に対して失礼な態度を取る奴が、人間に良いことをしているなんてことはあり得ないのかも。 無宗教でもなんでもいいけど、その人たちが大切にしているものを粗末に扱うようなことは、何だろうとダメってことで。 私も気をつけます。

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