Books

世界の音 楽器の歴史と文化 講談社学術文庫

郡司すみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065300718
ISBN 10 : 4065300711
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「打楽器を持たない民族はいない」。人は古来、動物の鳴き声や自然音を模倣し、手や体、モノを叩いて感情を伝えてきた。「楽器」発祥から約二万年。宗教や政治、軍事儀式へと用途を拡げ、各地の風土や時代に合わせて、変遷を遂げた世界中の楽器たち。人類が模索、創造し続けた無二の「音」の醍醐味を、文化人類学的視点で堪能する!

目次 : ミンゾク楽器/ 楽器の起源/  楽器分類を通して見た諸民族の楽器観/ 楽器の音/ 楽器の分布と歴史/ 風土と音/ 音・数・楽器/ メディアとしての楽器/ 手作りについて/ 好きな音嫌いな音/ 東方の楽器・西方の楽器

【著者紹介】
郡司すみ : 1930年フィンランド・ヘルシンキ生まれ。国立音楽大学名誉教授。国立音楽大学楽器学資料館初代館長。楽器学専攻。西ドイツ・ルードヴィクスブルクFachschule fur Musikinstrumentenbau(楽器製作専門学校)卒業。2019年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • コットン

    考古学的な面や貴重な楽器の資料(写真が小さめ)があり、いろんな切り口で民族楽器が紹介されている。

  • へくとぱすかる

    楽器を追求すると、そもそも音楽とは何なのか、コミュニケーション論にも自然に言及するようになっていく。「耳の痛い」話ではあるが、楽器を売るために、演奏する人口を増やす必要から、演奏法の教育が要求される。その始まりは日本だそうだ。「真の教育とは道具の使用法などを教えることではなく、その道具を使って行うべきことを自覚させるもの」とは、さらに耳が痛い言葉だ。ひたすら「雑音」を取り除いていった西洋音楽と、雑音を音楽に必要なものとして調節して残す民族楽器との方向性のちがいは、文化の現れ方のちがいとして興味深い。

  • YO)))

    「人類の原初からの営為として、何らか音が出てそれを聞くものは全て楽器になり得るのであり、進歩史観で語るのは愚の骨頂である」との力強いメッセージが込められた良書だと思います。

  • やま

    以前に大学で尺八のダイナミックスペクトルの豊かさについて学んだ。楽器学や音楽学はどうしても西洋のものとそれ以外に分けられ、西洋音楽が中心になっている。そのほかはミンゾク音楽。しかしだ。尺八はフルートに比べて単純な作りになっているがために、出てくる音は多彩。単純な作りほど表現が豊かだということ。そんなことが書かれている。◇著者はヘルシンキに生まれ、ドイツでピアノ調律のマイスターになっている一方で、両親は尺八、三味線の名取。楽器についてもドイツで学び、日本の大学で楽器博物館を設立している。→

  • ひでお

    すこし古い本ですが、文庫化されたので読んでみました。楽器学をわかりやすく解説する入門書のような感じです。著者は国立音大の楽器博物館の初代館長さんで、楽器の分類方法考案した方でもあります。ちょうど源氏物語を読んでいて「琴(きん)」や「和琴(わごん)」が出てきますが和楽器に無知な私は「箏(こと)」との違いが分かっておりませんでした。琴と箏はルーツが異なるというのも初めて知り、なるほどと納得しました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items