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ナッジ!? 自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム

那須耕介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326550845
ISBN 10 : 4326550848
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

強制しない、でも放任するわけでもない。新しい社会の動かし方!

目次 : はじめに ナッジ!?強制と放任のあいだで/ 第1章 自己決定権は生き残れるか?/ 第2章 ナッジはどうして嫌われる?―ナッジ批判とその乗り越え方/ 第3章 それでもアーキテクチャは自由への脅威なのか?/ 第4章 民主政は可能か?―合理性と「個人」の再設計/ 第5章 熟議をナッジする?/ 第6章 カフェテリアをデザインする―あなたは何派?/ 第7章 「リバタリアン」とはどういう意味か?―リバタリアニズム論の視角からみたリバタリアン・パターナリズム/ 第8章 自律にはナッジで十分か?―パターナリズム論の視覚からみたリバタリアン・パターナリズム/ もっと知りたい人のためのブックガイド/ おわりに ナッジ論の初心とこれから

【著者紹介】
那須耕介 : 1967年生まれ。京都大学教授。法哲学

橋本努 : 1967年生まれ。北海道大学大学院経済学研究院教授。経済社会学、社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢

     「ナッジ」とは「肘で突」いて注意を引くという意味。「自己責任」において行動させる行動経済学理論。 コロナによる「自粛」ブームはまさにナッジのオンパレード。これが有効なのは日本人ぐらいかも。  リベラリズトは関与を前提とした公助的な行政を求めるが、リバタリアンは関与を否定するエゴイズム。  パターナリズムは父性原理の厳しさの中に見守る意識。突き放すのではなく自主性を促す。全ての国民に有効なのではなく権威主義的でないと通用しない場合の方が多い。  ギリシャでさえ民主政は腐敗しソクラテスは罪人とされた。  

  • リョウ

    人は何でもかんでも合理的に考えて行動できるわけではなく、ある部分は熟慮して考える一方で、大半のことは直感的に物事を考えて決定し、行動している。だからこそ、人々をよりよい(と為政者が考える)方向に誘導すること自体は可能だし、それは許されるのかという議論がつきまとう。この本自体は実践寄りというよりは学術寄りで、哲学や正義論の観点からの論考が多い。

  • コジターレ

    流し読みだったが,初めて知った概念について学ぶのは楽しかった。

  • バーニング

    ナッジはあさイチでも特集されるほどにポピュラーな概念になったが、実践例も紹介が多く、その思想的な系譜やリベラリズムとの関係、あるいはナッジの陥りがちな弱点や反論については掘り下げられることが少ない。こうしたアイデアの根幹部分を、ナッジの開発者であるサンスティーンやセイラーの議論や主張を振り返りながら、法哲学や政治理論、倫理学などを専門とする8人の研究者が紐といてゆく一冊。経済学者が登場しないナッジ本という意味でも面白かったし、多様な学者がそれぞれに評価と批判をおこなっているところが本書の最大の魅力。

  • フルカラフル

    行動経済学から派生した新しいアーキテクチャであるナッジについて、主に法学者の視点から網羅したオムニバス本。正義論の話がガッツリ絡んでくるような内容で、見た目のライトさに反して重みはある。それでもリバタリアニズムからの視点や、はたまかパターナリズムからの視点など、色々な学者がナッジの是非を語るので学びが深い。自由が良いのか強制がいいのか、国家運営に限らず難しい話だよな……。

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