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まちぼうけの生態学 アカオニグモと草むらの虫たち たくさんのふしぎ傑作集

遠藤知二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834081855
ISBN 10 : 4834081850
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北海道の草むらで、アカオニグモの狩りの様子を観察します。網の近くで身をひそめながら、じっと網に虫がかかるのをまっています。クモはどれくらいの時間で虫をつかまえるのでしょうか?

【著者紹介】
遠藤知二 : 1956年兵庫県豊岡市に生まれる。北海道大学農学部卒業。神戸女学院大学人間科学部教授。ハチやクモなど陸上節足動物を対象に、生物多様性を保全するための基礎としてそれらの生態、行動をあきらかにし、行動生態学、群集生態学、景観生態学などの手法を用いた研究を行っている

岡本よしろう : 1973年山口県宇部市に生まれる。武蔵野美術大学油絵科卒。絵画・イラストから立体まで、幅広く制作活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遠い日

    アカオニグモも、観察者の遠藤さんも、じっと待って待って、待つ。アカオニグモは基本「待ち」の生態。エサになる虫たちが網にかかるのを、待ち続けて、それなのに、成功率は低いということに驚く。生き物の狩りはどんな生き物でも大変なのだと感じる。遠藤さんも、アカオニグモと同じように待ち続け、観察する。研究者の忍耐力もすばらしい。知りたいという気持ちがそれを支えるのだと思うと、なんだか尊い。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    『まちぼうけの生態学 アカオニグモと草むらの虫たち』(たくさんのふしぎ|2011年8月号)  遠藤 知二 文/岡本 よしろう 絵  アカオニグモの狩りの様子。いつかかるか分からない餌をじっと待つクモ。クモの待ちぼうけの時間も途方も無いが、観察する側も途方も無く時間を費やしている。研究とはこういうことなのだろう。

  • 紅花

    まちぼうけ、って蜘蛛の事だったのね。蜘蛛の巣にかかれば、逃れられないと思って居たけど、そうでもないし、蜘蛛の巣に虫がかかることですら、そう簡単にはいかない。蜘蛛って何か不気味だったし、怠けているように思ったけど、結構過酷な世界を生きている。生きることはそう簡単じゃ無い。息子お気に入り。

  • fumikaze

    児童書。何にせよ調べるというのは途方もない時間とエネルギー、忍耐が必要である。研究者の方々に頭が下がる。とはいえ、好きだからやっているのだろう。(船橋図書館)

  • Incisor

    今までただぼんやりと眺めていたクモの網が、たて糸、よこ糸などによってこんな用途があったとは。虫に苦手意識があるのだけど、いつのまにか引き込まれるように読んでいて、アカオニグモの狩りの一部始終が目の前で繰り広げられているようで、作者の丹念で長時間にわたる観察のおかげだと思う。網にかかったらもうおしまいだと思っていたけれど、意外と逃げられることもあり、その様子も知ることが出来たのも発見だった。

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