彼の生きかた 新潮文庫 改版

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101123103
ISBN 10 : 4101123101
フォーマット
出版社
発行年月
1996年08月
日本
追加情報
:
16cm,490p

商品説明

吃るため人とうまく接することが出来ず、人間よりも動物を愛し、日本猿の餌づけに一身を捧げる男の純朴でひたむきな生き方を描く。

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遠藤作品は初期の重いテーマのものを好んで...

投稿日:2021/04/10 (土)

遠藤作品は初期の重いテーマのものを好んで読んでいたが、若き日頃、ふと手に取ったこの文庫、一気に引き込まれた。いい意味で小学生から老人まで、どの世代にも読める良作。様々な人間模様に自分だったらとつい考えさせられる。終わり方もなんか好きなんだなぁ。

アヒル交響曲 さん | 不明 | 不明

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こういう朴訥な男の人生を書かせたらこの小...

投稿日:2021/04/10 (土)

こういう朴訥な男の人生を書かせたらこの小説家の右に出る者はいないでしょうね。キリスト教を題材にした作品が多いですが、私はこちらの方に惹かれます。

ゆめゆめゆめ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希 さん

    宗教色のない周作先生の作品でした。ドモリで気弱な一平が愛したのが人間よりも動物というのがうなずけます。野生の日本猿の調査に一身を捧げる決意をしますが、そこには大きな壁があったのですね。弱くて純朴な人の生き方を描いた感動作だと思います。

  • ピチャ さん

    人との関わりが苦手で動物と関わるようになった一平。一平が猿の研究を続けていると、加納という観光会社の専務が現れる。猿をめぐって対立する二人に、昔の友人(?)朋子が関わるようになっていって…。 純粋で不器用な男と、平凡で慎重な男とその妻、強い男、様々な人間が書かれた作品。猿の行動や心理も詳しく書かれていて面白い。特に猿と打ち解けるよう一平が歩み寄っていく姿が印象的だ。 必ずしも全てハッピーとはいかない展開が、心を動かす。人間の複雑な心に私は泣いた。

  • 501 さん

    心染みる物語。どもりのコンプレックスため上手く人間関係を築けず動物へ親和を抱き、日本猿の研究の道を歩む。人間相手だと怖じ気付くが、猿の話となれば資本に流される研究所に抗い、研究目的の捕獲から猿を守るため、芯の通った行動を見せる。彼がこの道を見いだしたのも、学生時代に幼なじみの「弱虫」という励ましがあり、音楽の先生の後押しがあったからこそでもある。人間関係から逃げてきた彼だが、他人に人生は支えられている。一方、他人の意志に流されるままになる幼なじみもいる。この対比が著者の目の厳しさを感じる。

  • みっちゃん さん

    高校生のころに読んだ黄ばんだ本をずっと近くに置いていたのは、きっと感動した本なのでしょう。また読もうと思っていたのでしょう。あのころの私に理解できていたのか疑問でしたが、タイトルの「彼の生きかた」まさしく彼だけができる生きかたです。愚直に一途にまっすぐに、そんな生きかたをしてみたいと思っていたのかな。

  • rokubrain さん

    お酒でいえば大吟醸のような大作だった。 遠藤先生お得意のいたずら要素は影を潜め、彼の作家人生を賭けたテーマに精魂が注がれているのを感じる。 強虫、弱虫という精神世界の観点から、登場人物それぞれの人生を深く考えさせられた。 人間、必ずしもどちらか一つに収斂されるほど単純にできていない。この物語でさらにテーマを深めているのは主人公 一平の仲間であるニホンザルたちの集団社会の生態。彼らの中にも強虫、弱虫があるだろうが、人間社会にある「異形」を認めない弱い者いじめはないのじゃないか。

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。学生時代から「三田文学」にエッセイや評論を発表。55年『白い人』で芥川賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。95年文化勲章受章。96年9月、逝去

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