ウスバかげろう日記 狐狸庵ぶらぶら節 河出文庫

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415116
ISBN 10 : 4309415113
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
315p;15

内容詳細

年齢なんかに負けないぞ!五十代半ばにしてダンス、英会話に励み、劇団「樹座」の座長を務め、ぶらり旅を楽しみ、悪戯に精を出し…。遊びを極めた狐狸庵先生の抱腹絶倒の日日!「面白可笑しくこの世を渡る」「七十にしてカラむ元気」「猿が庵にやってきた」等九十七篇を収録。時代を超えた達人的生き方!

目次 : 五十余歳にしてダンスに挑む/ 重なるアベック、汚れるメーデー/ 女子大生の深夜電話―/ 蝉時雨に想う“尽しんぼ”/ 河童を描く火野葦平像/ 金沢郊外の江戸村を見学/ “寅さん”映画で豚児を見る/ 四方昼寝の江戸の夏/ 足腰を鍛え、英語を習い/ コクのある長崎の街を歩く〔ほか〕

【著者紹介】
遠藤周作 : 1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。55年「白い人」で芥川賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、79年『キリストの誕生』で読売文学賞、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。95年文化勲章受章。96年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hirayama46 さん

    1977年、遠藤周作が54歳くらいのときの日記。いまだと50代中盤というとまだ老人というには早い気がしますが、自己を明確に老いている人間だと判定し、抗って色々な新しい取り組みをやりつつも現代の若者への憤慨を隠さない。これこそが老獪というものではないでしょうか。偏屈なところにもかわいらしさのある書きっぷり、チャーミングな方だったのでしょうね。

  • ぷるぷる さん

    50代半ばの数ヶ月の日記を抜き出しただけなのに周作先生はやっぱり面白い。アクティブな毎日を過ごしてらっしゃいます。国内飛び回りながら東京に帰ってくるとキッチリ飲みに行く辺りが昭和のお方だと思います。毎日毎日こんな面白い文章をよく書くなと思うがいつも余韻の残る終わり方なのがスゴイというかズルいというか。交友関係も楽しいが、一番面白いのは間違いなく息子さんとのやり取りです。豚児なんて言葉知りませんでしたよ。息子さんの後書きも愉快。その豚児が今やアレですから優秀な家系なんですね。糞尿の話が好きなの分かりました。

  • kinta さん

    半世紀前の同世代のエッセイ(笑)。たった50年前だというのにこんなにこの世の空気感が異なるのか、と驚愕な気持ちで読み始める。進むうちに、いやこの肌感覚は未だ健在であるが、地下に潜っているだけだ、と痛感。人間表面だけでも痛快でおおらかであるべき姿よ。狐狸庵先生の語彙の豊富さに、ちょっと前だというのに日本語がこんなに失われたんだなあ…と愕然。

  • 活字@れつだん先生 さん

    庭で読書しながらうつらうつらし、息子を嘆き、若者の乱れに嘆き、教室に通って学んだ覚えたての英語を外国人に披露し、ダンスを習い、テレビで三浦朱門に一度も顔を洗ったことがないと言われ、突然禁煙を始め、すぐにやめる。麻のごとく乱れておる。とても面白かった。

  • しゅう さん

    久しぶりに遠藤周作先生のエッセイを読みました。やはり狐狸庵先生は面白いですね。日記なので日常も読み取れるんですけど、普段考えてることなどもわかります。そしてふらっと旅に出られていて、それもまたいいですね。そして阿川弘之先生とのお話もなかなか良くて、英語話せるのが羨ましくて英会話教室に通われて……。やはり英語を身につけるには自主勉強ではなく、スクールに通うのが一番なんですね。

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐に

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