わたしが・棄てた・女 講談社文庫

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062773027
ISBN 10 : 4062773023
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
341p;15

内容詳細

大学生の吉岡が二度目のデイトで躯を奪ってゴミのように棄てたミツは、無垢な田舎娘だった。その後、吉岡は社長の姪との結婚を決め、孤独で貧乏な生活に耐えながら連絡を待ち続けるミツは冷酷な運命に弄ばれていく。たった一人の女の生き方が読む人すべてに本物の愛を問いかける遠藤文学の傑作。

【著者紹介】
遠藤周作 : 1923年東京都生まれ。1948年慶應義塾大学仏文科卒業。1950年カトリック留学生として、戦後日本人初めての渡仏、リヨン大に学ぶ。1955年『白い人』で第33回芥川賞受賞。1958年『海と毒薬』で新潮社文学賞・毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、1980年『侍』で野間文芸賞、1994年『深い河』で毎日芸術賞を受賞。また狐狸庵山人の別号をもち、「ぐうたら」シリーズでシャレ、ユーモア作家としても一世を風靡する。1985年〜1989年日本ペンクラブ会長。1995年文化勲章受章。1996年9月、73歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こばまり さん

    通俗的でモリモリと読ませる。「沈黙」が硬ならば本作は軟か。吉岡が特に非道い男とは思わない。ではミツが聖女なのかというとそれは男ならではの感傷で、私にはただそうとしか生きられなかった女として映る。本作を“恋”の棚に置いた神楽坂の書店、かもめブックスのセンスに唸る。

  • じいじ@只今、リハビリ中 さん

     ユーモア軽妙な筆致の長編。哀愁が漂う終盤では目頭が熱くなった。物語は、終戦三年後から始まる。主人公《ボク》は、学友・長島繁男と神田の汚い6畳で下宿生活。貧乏なボクはアルバイトに精を出す。そんな折、純真無垢な女・みつと出会う。ボクは情欲を、みつはボクに愛を求めた。その目的が叶うとボクは、みつは聖女だと思いながらも棄ててしまう。そして、勤め先社長令嬢と結婚。みつが孤独と貧乏に耐えながらも、一途にボクからの連絡を待っていることを知る・・。自己欲に走った男と、ひたすら愛を貫く女を、遠藤周作は見事に描き上げた。

  • Mishima さん

    タイトル、著者、レビューから想像していたものとまるで印象が違っていたので驚きました。なぜ、これを書いたのかという疑問すら浮かんできました。入り口はあられもない通俗小説なのです。途中からガラリと世界観が変わります。信仰心がある人が読むと違って見えるのでしょうか。題材がセンシティブなものであるので、どう受け取るべきなのか書きようもない感じです。

  • chiru さん

    エゴイスティックな吉岡と、聖母のようなミツ。吉岡が男なら誰でもやってることだっていうのは開き直りだけではなく、本当にそうだろうと思う。吉岡が「棄てた」ことにこだわるのはなぜなんだろう。吉岡もミツも普通の恋愛じゃなかった。でも「人間に偶然でない結びつきはない」という吉岡にとってミツの存在感は必然になっていたのかな。…解釈、とっても難しいです。

  • Pー さん

    実に久しぶりの遠藤氏との再会だった。途中までは単なるミーハー的な小説かと思って読んでいたが後半になって「ハンセン病」の言葉が現れ、これはやっぱり遠藤文学の本筋だと思った。それは「愛」に生きる人間の物語。困っている人、苦しんでいる人、不幸な人を見ると捨ててはおけない心こそ真の「愛」であり、その「愛」はやがて「神」へと行きつく道程だった。富士の裾野の隔離病棟でライ病患者のお世話をしながら交通事故でその短い生涯を閉じた森田ミツはカトリックの洗礼を受けながら息を引き取った。遠藤文学、いま少し読んでみよう。

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。リヨン大学に留学。55年『白い人』で第33回芥川賞を受賞。66年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞受賞他、数多くの文学賞を受賞。著書等多数。96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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