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パニック経済 経済政策の詭弁を見破る 平凡社新書

逢沢明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582858334
ISBN 10 : 4582858333
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan

Content Description

政府・日銀が「偽りの論理」を用いて、持続不可能な「異次元」へと無理やり経済を再生させ続けようとすれば、ある期間、経済は改善の兆しを見せるかもしれない。しかし早晩、様々な矛盾と不自然な軋みが生じ、大きな報いを受けるだろう。その時、煮え湯を飲まされるのは、私たち国民に他ならない。本書では、歴史の諸事実と、普遍の科学という視点を交えながら、経済政策の詭弁を見破り、日本経済の現状に警鐘を鳴らす。

目次 : 第1章 個人金融資産の構造は何を語るか―経済パワーゲームが政策を誤らせる/ 第2章 利息がつけば、通貨量は増えるのか―日銀は通貨を異様に膨張させた/ 第3章 穴を掘って埋め戻す公共事業は、ほんとうに有効か―投資乗数が1を割ったケインズ経済/ 第4章 箱モノ予算はどれほど削減可能か―年65兆円を浪費する負の遺産/ 第5章 日本人の資産運用はどうなるのか―年金・保険の崩壊を食い止めよ/ 第6章 ヘリコプターマネーは何をもたらすのか―詭弁化した経済の末期症状/ 第7章 崩壊のブラックスワンはいつ来るのか―破綻確率は想定外に高い/ 終章 中間層を待ち受ける危機/ 付録:限定合理性とパラドックスから、詭弁の根源を探る

【著者紹介】
逢沢明 : 1949年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。京都大学大学院情報学研究科を定年退職。建設省、科学技術庁、関西文化学術研究都市、京都市などの科学技術・文化政策関連委員を歴任。現在、国際情報学研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    パズル本やゲーム理論の本を多く出している情報工学の先生が「経済政策の詭弁を見破る」と副題を付けた書。各省庁の委員も歴任されているので期待して読んだが、外れだった。そもそも最初に信用創造のこと(これを詭弁といっているわけではない)を説明したあとにケインズの乗数理論を持ち出して、典型的な詭弁例のように書くが、ケインズは乗数理論で直接経済を成長させようとしたわけではなく、あくまでも有効需要の喚起のためだと思うのだが。むしろ本書の論理展開が詭弁に思えた。やたらと理系優位をひけらかす姿勢も鼻についた。

  • 青雲空

    前半は興味深いし長年の「常識」を揺さぶられるところもあり、とても勉強になった。ただ後半は少し端折った感。ヘリマネなんかはもっと鋭く突っ込んで批判できたはず。

  • 大先生

    パニック経済読んで頭がパニック。正直に告白します。途中からついて行けなくなりました。苦笑。信用創造、乗数理論くらいまでは、それなりに理解したつもりですが。この本は、とりあえず、バンバン公共事業にお金を使っても現実的には景気は良くなっていないという立場なんですね。もっと使え!っていうエコノミストもいるし、どっちだよ!って突っ込みたくなります。東京都庁がブルジュ・ハリファより建設費高いなんて…さすがバブルの塔!せっかくだから、今度登ってこよう!笑。群馬県庁も高そうですな。いろんな意味で。

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