空と風と時と 小田和正の世界

追分日出子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163917818
ISBN 10 : 4163917810
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
632p;20

内容詳細

1970年のデビュー以来、伝説の10日間日本武道館公演などで知られるバンド「オフコース」として約20年間活躍し、その後、ソロとなり、数多くのヒット曲や心に沁みる楽曲を作り歌ってきた小田和正さん。
「今年8月、史上最年長アリーナツアーの自己記録を更新。76歳となった今でも、ライブに駆けつけるファンは年間30万人を超え、広いアリーナを縦横無尽に駆け抜けながら3時間近くのライブを精力的に展開しています。
ただ、そんな小田さんの人生について、これまで詳しく語られたことはありませんでした。
本書では、著者が約20年にもおよぶ年月をかけ、小田さんの幼少期から現在までの76年の音楽人生を、本人インタビューを中心に取材。幼少期に出会った音楽、学校の帰り道、聖光学院の同級生だった鈴木康博さんとビートルズの歌をハモる楽しさを知り、音楽の道へ。13人しか観客が来なかったコンサートなど、二人のオフコースの下積み時代、五人のオフコースとなり、スーパーバンドに成長していく中での鈴木康博さんの脱退、そして四人のオフコースになるも解散‥‥。当時のレコード業界やレコーディング風景から、「さよなら」や「眠れぬ夜」「YES-YES-YES」「ラブ・ストーリーは突然に」など大ヒットした数々の名曲の誕生秘話も明かされます。
著者は元オフコースのメンバーである、鈴木康博さん、清水仁さん、大間ジローさん、松尾一彦さんに、バンド解散後、全員に取材。盟友・吉田拓郎さんから見る「人間・小田和正の魅力」や、初期のファンクラブ会員だった作家の川上弘美さんもが見た2人のオフコース時代も読みどころの一つです。
ストイックなまでに、自分の理想とする音楽を追求してきたアーティストの一大叙事詩ともいえる記録です。

■著者の追分日出子さんより
小田さんには2005年以降、繰り返しお話を伺ってきました。この約20年間の小田さんの言葉がずっしり入っています。さらに、親族、友人、音楽関係者、スタッフなど、50人を軽く超える方々に話をうかがいました。とくにオフコースメンバー全員と、一人ずつお会いし、じっくりお話をうかがったことは貴重だと思います。オフコースの〈光と影の歴史〉について、当事者たちが語る初めての本になりました。また1970年代、音楽の世界が大きく変わっていく現場にいた人々の貴重な証言など、<時代の中の小田和正>を意識しました。さらに2022年2023年の全国ツアーにはスタッフのようにすべて同行、ツアーコラムを評伝の間にはさみました。多くの楽曲について、その背景を知ったうえで、改めて味わっていただこうと、結果的に、60曲もの歌詞を引用しました。小田さんの歌詞は、ご自身の心のなかを見つめ、それを言葉にしています。改めて、小田さんの音楽人生とその歌詞を味わっていただけたらと思います。

【著者紹介】
追分日出子 : 千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。「カメラ毎日」編集部、週刊誌記者を経て、『昭和史全記録』『戦後50年』『20世紀の記憶(全22巻)』(毎日新聞社)など時代を記録する企画の編集取材に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】 さん

    600ページを超える大作で、読めるかなと思ったけれど、読み始めたら想像以上に面白くテレビも見ずに読みふけった。オフコースは最も好きな5つに入るグループだったけれど、気づいたら小田さんがソロになってた感じで、背後にあったことは全然知らなかった。オフコース時代も記憶に残る曲はすべて小田さんの作曲したものだったし。けれど、相方の鈴木康博差さんは中学から一緒に歌っていた友達で、その脱退は本当に切なく大きな出来事だったんだろうなと思う。本も曲も自分の生きてきた時代や経験との重なりもあり、久しぶりに熱中して読んだ。

  • 小夜風 さん

    【所蔵】読みながらああそういえばそんなこと言っていた…といろいろ忘れていたことを思い出した。そしてアルバムの発売も全国ツアーも今度こそ本当にこれが最後だったのだろうかと少し心配になった。小田さんに出会って35年…自分は小田さんの歌を聴くために生まれてきたんだと割と本気で信じている。でも、そんな自分が小田さんの歌を聴けなくなって、もう20年。誰よりも小田さんのことが大好きな自分は、世界中の誰よりも小田さんから遠いところにいる。それでも一年中自分の頭の中では小田さんの歌が流れているし、ずっと心の中で歌ってる。

  • 野比玉子   さん

    小田さんの76年の歴史がここにある。ストイックで常に音楽に向き合って生きる姿は誰も真似できない。装丁も澄んだ青空をイメージしているのがファンの心を温めてくれる。

  • rokubrain さん

    オフコースで、2人デュオ時代は私小説風の歌が多かった。 5人バンド時代は、多くの人が共感し共有できる力強い歌に変わった。  鈴木さんの脱退、4人バンド時代を経て、 ソロになってからは、自分自身の思いを表現する歌から 他人に寄りそう歌へ変わっていった。 曲調は変わってきていても、通底しているのは自分の理想の音楽を求める試行錯誤のやり方(流儀?)だ。 試行錯誤の行動力がこの人を作ってきたのではないか。 Life-size(等身大)は自分で作りあげていった小田さんのキーワードだ。

  • fubuki さん

    厚いと持てない(苦笑)と思い電子版。読み耽る。同じ時代を生きてもがいて憧れて悩んで泣いて…そんな感情は今やもう湧かないのに、読んでいるとあの時代が歌が懐かしく泣けてくる。歌には力がある!あ〜またライブに行きたくなってきた。

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