ティンパニストかく語りき “叩き上げ”オーケストラ人生

近藤高顯

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784058008188
ISBN 10 : 4058008180
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
247p;19

内容詳細

目次 : ■第1章: “叩き上げ”人生のはじまり / 運命を変えたLPのアンケートはがき / 我が師、フォーグラーとの出会い / ゲーテ・インスティテュートでの語学研修 / フォーグラー教授のもとでのレッスン / ベルリン・フィルハーモニー・ホールで学んだこと / もうひとつの修行、バチづくりと革張り / ベルリン・フィル黄金期のティンパニ・打楽器セクション / ■第2章: オーケストラでの現場で“叩き上げ” / 留学を終えてはじまった現場での“叩き上げ” / マエストロ朝比奈との想い出 / マイスター、エーネルトを訪ねて / すみだトリフォニーホールへのフランチャイズ / ■第3章: “他流試合”で学んだこと / カラヤンの振り違い事件 / ぶっつけ本番、“俎板の上の鯉”の私 / ふたつの貴重なBPOエキストラ体験 / 忘れ得ぬ名演! マーラーの交響曲第2番≪復活≫ / 首席奏者になったベルリン留学時代の同級生との日本公演 / 和太鼓奏者、林英哲さんとの共演 / 紀尾井ホール室内管弦楽団“ドレスデン紀行” / ■第4章: ティンパニストの恐怖の一瞬 / ティンパニストに求められるものとは? / またまた“心臓が口から飛び出すかと思った”あのとき!! / オーケストラvs指揮者 / 私が出会った素晴らしいティンパニストたち / ■第5章: 大作曲家たちはティンパニをどのように書いたか? / ティンパニの進化が作曲家のアイディアを進化させた / オーケストラ曲での“ティンパニ・ソロ” / ティンパニの機能的な発展に触発された作曲家たち / “トレモロの世界”、ブルックナーとシベリウスに感謝

【著者紹介】
近藤高顯 : 1953年、神戸市生まれ。公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団首席ティンパニ奏者。桐朋学園大学特任講師、洗足学園音楽大学オーケストラ非常勤講師。演奏家として活躍するかたわら、執筆活動も行う。東京藝術大学音楽学部卒業。有賀誠門、高橋美智子両氏に師事。卒業後、1980年よりDAAD(ドイツ学術交流会)給費留学生としてベルリンに2年間留学し、帰国後の1985年に打楽器兼務ティンパニ奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に入団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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これまで何気に聴いていたオーケストラ。低...

投稿日:2021/07/29 (木)

これまで何気に聴いていたオーケストラ。低音ブンブンが好きなのに、ティンパニーの音程は気にしたことがありませんでした。これからはリズムだけではなく音程も聴くようにしたいと思います。

ヤックン さん | 岡山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kei302 さん

    読メユーザー近藤先生の本、クラシック音楽に興味がない人も楽しめます。 友だちから「ライブ配信見てね◇https://www.youtube.com/watch?v=RMlKpi-vj1Y&feature=youtu.be」 と連絡が。 バッハ「クリスマスオラトリオ」をかなり縮小した編成で演奏。 指揮者がティンパを兼任。ティンパニストはオケの第二の指揮者。 コロナ禍の今、ライブ配信で家にいても海外の演奏家の音楽に触れる機会が増えたので良しとしよう。 p200の指揮と呼吸とテンポの関係が興味深かった。

  • tom さん

    太鼓叩きは、第三の指揮者なのだそうだ。この本を読んで、ティンパニストには悦楽とスリリングの世界があるのだと、初めて知る。それにしても、普通の高校に進学した少年が、一念発起、打楽器奏者の道に行きたくて音高に転身とは。正確なリズム感、どうやって会得したのか、その方法を教えてほしい。文中「16分の5+5+6+7+6拍子」は「ドンカドン・ドンカドン・カドンカドン・ドンドンカドン・カカドカドン」と口三味線で叩けば、楽譜に書かれているリズムが自ずとでき上がると書いている。リズム音痴の私は、そうですかあの溜息。

  • trazom さん

    近藤さんは、フォーグラーさんに師事し、現在、新日本フィルでご活躍。この本を読み、改めてティンパニの奥深さがわかった。ベルリンフィルのティンパニは、ティーリヒェンとアヴゲリノスのあと、フォーグラー、ゼーガースと名人続出。そんな系譜に連なるディンパニストの弟子として、近藤さんの経験はとても広くて深い。バチの選択、革による違い、奏法、音色など、微妙な工夫がなされている手の内を見せてもらった感じである。カラヤン先生、小澤先生、朝比奈先生などとの豊富な経験に基づく話は、それぞれの指揮者の人間味を髣髴とさせて楽しい。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B+。著者の近藤 高顯さんは新日フィルハーモニー交響楽団の首席ティンパニー奏者。ピアニストやバイオリニストの話はよく聞くが、ティンパニストの話は中々知る機会がなく、読み友さんの読んだ本のタイトルに惹かれて読んだ。ティンパニストになる話も興味深かったが、マエストロ朝比奈隆師とのやり取りや指揮ぶりの話はとても面白かった。指揮者によってはホントにタイミングの取り方が難しそうで、ティンパニストの役割は重大だと思う。ブルックナーのティンパニーのトレモロに関しての記述も共感しながら読んだ。

  • Wataru Hoshii さん

    学生の頃から新日フィルの定期で接してきた近藤さんのエッセイ集。テーリヒェン、ゾンダーマン、フォーグラーといった歴史的名奏者の思い出話も楽しいし、カラヤンやアバド、朝比奈や山田一雄との演奏会での裏話もドキドキする。アマチュアの打楽器奏者としては、ティンパニのメカニズムや皮の張り方、牛皮と山羊皮(ウィーン・フィルが使用)の違い、マレットの話も勉強になった。しかし何より、ティンパニという打楽器であり低音楽器でもあるパートがオーケストラの中で果たす重要な役割を改めて認識。ティンパニの聴き方がさらに深くなった一冊。

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近藤高顯

1953年、神戸市生まれ。公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団首席ティンパニ奏者。桐朋学園大学特任講師、洗足学園音楽大学オーケストラ非常勤講師。演奏家として活躍するかたわら、執筆活動も行う。東京藝術大学音楽学部卒業。有賀誠門、高橋美智子両氏に師事。卒業後、1980年よりDAAD(ドイツ学術交流

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