エッシャー完全解読 なぜ不可能が可能に見えるのか

近藤滋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622097310
ISBN 10 : 4622097311
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
近藤滋 ,  
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

エッシャーの代表作である『滝』『物見の塔』『上昇と下降』などのだまし絵作品群は、初めはそこに錯視図形があるとわからないほど自然に見え、だからこそ不可能立体だと気付いた時に大きな驚きをもたらす。この鑑賞体験のために、エッシャーは鑑賞者を誘導するトリックを密かに散りばめていた。150点の図版でだまし絵の制作過程を分解し、エッシャーが決して語らなかったトリックを明らかにしていく。謎解きの楽しさに満ちた一冊。

【著者紹介】
近藤滋 : 1959年生まれ。1988年、京都大学医学研究科博士課程修了。大阪大学大学院生命機能研究科教授をへて、2024年から国立遺伝学研究所所長。専門は発生学、理論生物学。生物の縞模様が、分子の反応が作る「波」であるというアラン・チューリングの予測を実証した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    あの「波紋と螺旋とフィボナッチ」の近藤滋先生がエッシャーを解読する。面白くない訳がない。エッシャーは、不可能建築の元ネタが、ネッカーの立方体/ペンローズの階段/ペンローズの三角形という三つの錯視図形だと語ってはいるが、自らそれ以上の解説は行っていない。近藤先生は、遠近法の駆使、建物の構造の変形、計算され尽くした構図、絶妙な人の配置など、エッシャーの秘密を次々と解読していく。レゴブロックや画像変換ソフトなどを駆使しながら、近藤先生なりに様々な試行錯誤をしながらエッシャーの巧みに迫ってゆく楽しさを満喫する。

  • うえぽん さん

    エッシャーファンの理論生物学者が、その代表的なだまし絵の謎解きを試みた本。トリックの存在を明かさなかった版画家の手品のネタばらしはご法度ではないかと自問しつつ、書かずにはいられなかったものと推測。永久に昇降し続けるように見えるペンローズの階段の修正から始めて、遠近法による弱点を克服する細工等に係る筆者の仮説は相当説得的。自分は、脇役の演技者や修道士等の不思議な役割や、塔の上の多面体等の未解決部分にも強く惹かれた。現代絵画を嫌い、理論系科学者のような版画家であったエッシャーの人となりを深く理解できるだろう。

  • けぴ さん

    エッシャーの代表作『物見の塔』『上昇と下降』『滝』の3作品を中心に騙し絵の謎を論理パズルのように紐解いていく。完全に理解するのは難しいところもあるが、なるほど、と思わせる良作でした。『画廊』の製作した背景を推理した章が一番面白かった。

  • ケイティ さん

    漠然と不思議だなと思っていたくらいのエッシャーの絵を、こんな風に分解して緻密に謎解きしてみると、すべてに意味と理屈があるその論理性に圧倒される。ただのトリック解明に留まらじ。彼の生き様や軌跡から読み解き想像して、エッシャーの人物像ごと考察しているのもよい。読者への分かりやすさに配慮し、数式など専門的な数字を用いず解説してくれたり、とことん挑む近藤さんの懸命さが愛おしくなる。エッシャーに限らないが、視点、読解力、疑うことを意識して物事を見る面白さと同時に、日頃の無自覚な思い込みや思考停止も再認識させられた。

  • Toshi さん

    日経書評本。有名なエッシャーのだまし絵。いずれも元になる錯視図形があるが、それだけではエッシャーの絵にはならない。大リーグボール2号が、魔送球の縦の変化だけでは消える魔球にならないのと同じだ(若い人には分からなくてすみません)。その謎を、理論生物学者の近藤滋先生が解いていく。これは面白い! エッシャーは自分の作品を「アートではなく、クラフトなのだ」と言っていたらしいが、理論に拘り、あり得ない風景は描かないところから、究極のあり得ない風景をあるように描くにまでにどう至ったのか。エッシャーの軌跡も追っていく。

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