Product Details
ISBN 10 : 4812221218
Content Description
身近な環境問題に向き合うには、まず何よりも、私たちが地域に存在する問題・課題を知る必要がある。本書では、映像やワークショップ、ボードゲームなどのツールを用いて、地域の諸問題を“見える化”し、その過程で、人と自然のつながりが再構築されていく様子を描き出す。
目次 : 第1部 異なるまなざしから対話を生む(記憶を可視化し、可能性を顕在化する―「一〇〇才ごはん」と「三才ごはん」をめぐる映像とインスタレーション/ 環境教育としての映像―土と暮らす陶芸家の自然観から学ぶこと/ 地域に根ざした自然の恵みと災いを再考する―滋賀県比良山麓の地域文化をとらえた映像が生みだす対話/ 空から流域を俯瞰する―琵琶湖とラグナ湖における水を通した人と自然のつながり/ 変えるもの、変えてはならないもの―宮崎と東ティモールで「日常」を撮る/ まなざしを共有する―ブータン王国の食に関する映像上映の事例から)/ 第2部 対話から協創を仕掛ける(「私」の問題から「私たち」の問題解決へ―ザンビアの子どもクラブのデジタル・ストーリーテリング/ 分散した研究のプラットフォームをつくる―ニホンミツバチ・養蜂文化ライブラリーと、伝統養蜂の映像化/ 専門家と非専門家の「わからなさ」の可視化―「同位体座談会」を通して/ 社会課題をボードゲームにする―コモンズの悲喜劇、マナーな食卓、サンタチャレンジ/ 超学際研究でルーブリックを使う―コミュニケーションと自己評価/ アイデアを可視化し、発想を育む)
【著者紹介】
近藤康久 : 総合地球環境学研究所准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。専門は考古地理学、オープンサイエンス論、環境社会論
ハイン・マレー : 総合地球環境学研究所副所長、教授。オランダ・ライデン大学文学部博士課程修了、博士(文学)。専門は農村開発、資源ガバナンス、エコヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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