Books

この夏の星を見る 上 角川文庫

Mizuki Tsujimura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041162910
ISBN 10 : 4041162912
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。

【著者紹介】
辻村深月 : 2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • イアン

    2025年に映画化された辻村深月の青春小説。当たり前の日常が自粛という波に飲まれ、消えた2020年。茨城の高2・亜紗はコンクールの中止に落ち込み、渋谷の中1・真宙はサッカーを諦め、長崎の高3・円華は実家が旅館を経営していることに負い目を感じる。それぞれに満たされぬ思いを抱える彼らが見つけた「宝物」は、遥か空の彼方にあった――。自作の望遠鏡で制限時間内にどれだけ星を見つけられるかを競うコンテストをスターウォッチではなくスターキャッチとは洒落た命名だ。星空の下のソーシャル・ディスタンスを懐かしみつつ、下巻へ。

  • セシルの夕陽

    新・文庫化♡ 天体観測に熱い想いを投じる中高生たちの青春。ただ時は2020年のコロナに右往左往している真っ只中だ。正しく恐る、3密を避ける、感染予防を徹底する… 5年前の息詰まった毎日を思い出す。都内近郊と地方との違いもあったあの頃。大人も大変だったが、部活の大会や修学旅行、登校できない日々など、学生たちにとって一度しかない大切な時間も奪われた。できる範囲で楽しいことを見出した【スターキャッチコンテスト】が動き出した🌟 下巻へ!

  • 007 kazu

    五島列島、東京、茨城のコロナ禍の中高生達が「星を見る」ことでつながる。部活動のコンクールが中止、家が旅館を経営するため同級生から疎まれてしまう女子高生、同級生に女子しかいない学校に入学してしまい、サッカーを断念する男子中学生等鬱屈した気持ちを抱えるも各々がふとした契機で星を見るスターキャッチコンテストに参加することで前向きになっていく。あの時期はなんだったのだろうか?日常を取り戻した今、ふと思う。大変な思いをした人たちは多くいるだろうが、一番の被害者は限られた時間を奪われた学生達だと思っている。(続く)

  • 星々

    思い出す5年前のコロナ禍。何をするにも制限されて見えないウイルスに怯える日々。その頃すでに社会人だった自分には、学生たちの悔しい思いをテレビで知ることしかできなかったけど、中学、高校の時にしかできない修学旅行、部活、友人たちとの青春を有無を言わさず奪われた彼らは、こんな思いだったのかな。と読書を通じて感じることができた。 茨城県民は砂浦第三高校と聞いてピンとくる人多いはず。

  • カブ

    コロナ禍によって日常生活が変わってしまったあの頃。中高校生たちは自分たちの好きなことを実現するために頑張っていた。茨城県と長崎の五島列島、東京が星を見ることで繋がる。頑張れ!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items