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本屋、はじめました 増補版 新刊書店titleの冒険 ちくま文庫

辻山良雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480436481
ISBN 10 : 4480436480
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

独自性のある新刊書店として注目され続けるTitle。物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。個人経営の書店が存続していくための工夫とは。リブロ池袋本店マネージャー時代から、現在まで。文庫化にあたり、開業から現在までを書き下ろした新章「その後のTitle」を増補。

目次 : 第1章 前史/ 第2章 萌芽/ 第3章 準備/ 第4章 本屋開業/ 終章 プロになりたい/ 文庫増補章 その後のTitle

【著者紹介】
辻山良雄 : Title店主。1972年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手書店チェーンリブロに入社。広島店と名古屋店で店長を歴任後、2009年より池袋本店マネージャー。15年7月の同店閉店後退社し、16年1月、東京・荻窪に新刊書店「Title」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    リブロという本屋で働いていたサラリーマンが、リブロ池袋本店の閉鎖とともに、独立して新しいカフェ付き本屋を立ち上げる話です。限られた予算でのしかも都内の荻窪(荻窪駅から徒歩で十数分)でということでかなり苦労があったことがうかがえます。場所の選定ということで鎌倉や松本なども候補に挙げられていたようですが都内ということになったようです。普通の本屋ではお客もあまり見込めないということでよく考えられたことが書かれています。楽しい話です。

  • 佐島楓

    元リブロ池袋本店のマネージャーだった著者が、新刊書店「Title」を開店し、運営していく過程を惜しみなく披露した一冊。本は読者と饒舌に対話するメディアであり、本を売るひとびとも、自然とコミュニケーション能力が高まり、発信していく傾向があるように思う。SNS全盛の時代となった今、この能力はとても強みとなる。この書店、お名前しか存じ上げていなかったので、是非訪れてみたい。

  • neimu

    憧れの本屋、どんどん減っていく本屋、勤めてみたかった本屋、自分の隠れた書斎とも言える、大好きな場所、散歩し、手に取り、ためつすがめつ、やっと選んだ数冊を一気読みすることもあれば、選んだときの意気込み惚れ込み具合はどこへやら。積ん読はおろか、所在さえ定かでなくなることも珍しくない、本棚という定位置を持てなくなった我が家の蔵書たち。本に対する自分の思いが去来するのと平行しながら、著者の本屋に対する思い、あれこれを切なくも羨ましい思いで流し読み。私はどんな客であろうか、なれるかなあ。本屋にいくには体力が要る。

  • ジュール リブレ

    読書好きとして、本を書く人のことは良く考えてたけど、あの大好きなアナログな本屋さんのことを語ってくれる人は少なかったな。小学校の頃は、まだ地元の書店も残ってて、そこに通って棚の端から端まで眺めて過ごしたものだった。買わなくても怒らなかったオヤジも、立ち読みや本の置き方には厳しかったな。怒られて覚えたものだ。怖いオヤジも本好きには優しくて、シリーズものを続けて買いに行くとニコニコして、面白いかい?と問われて、逆に委縮したような。。。でも、未だに本は紙。アナログだけど、なんかあの手触りが離せない。

  • Y2K☮

    名著。たぶん著者はそういうつもりでは書いてないのだけど、現役の書店員や本屋で働くことに関心のある人は絶対読んだ方がいい。重要なヒントがあちこちに大盤振る舞い。リブロの自由な風土がこの感性を育んだのだろうか。実際、最近は紀伊國屋や丸善や三省堂よりもリブロの棚を見る方が刺激を受ける。面白い。品揃えや雰囲気から主張が伝わるのだ。そして大型店の店長を務めた者ならではの選書感覚を町の本屋の独自性とハイブリッドできるのがTitleの強み。加えて著者のフットワークの軽さと旺盛な探究心。次に行くときはカフェも堪能したい。

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