ぼくから遠く離れて

辻仁成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344019508
ISBN 10 : 4344019504
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
辻仁成 ,  
追加情報
:
20cm,189p

内容詳細

化粧の似合う男子に恋をする少女たち。少女になりたい少年、なりたくはないのに強制的に女装を強いられる青年…。「君」は目を見開く。新しい時代を切り拓くために。Xジェンダー世代を描く21世紀の青春小説。

【著者紹介】
辻仁成 : 東京生まれ。1989年「ピアニシモ」ですばる文学賞、97年「海峡の光」で芥川賞、99年『白仏』の仏翻訳語版「ル・ブッダ・ブラン」で仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞。ロックバンド「ZAMZA」のヴォーカリストとして世界各地で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希 さん

    性について考えさせられました。ジェンダーについて繊細に扱っているのが印象深いところです。Keyのメール、性同一性障害の男性・マナとの出会いを通じて自分について考えていく。「らしさ」という言葉はここには存在しないように思います。第3の性、女装。ただ生物学的に分けられた男女以上のものがここにはありました。今後、セックスではなく、ジェンダーとしての性がどんどん広がっていくのかな。

  • あつひめ さん

    自分の中に自分の知らない自分がいる…一般的にみんな自分の事をわかっているとは言い難いけれど、自分の中に違う色を持っている事で悩んでいる人はいるんだろうな。サラサラと読んでしまうと、登場人物のキャラが混ざってしまって行きつ戻りつしながら読んでいた。最近は心は男の子で綺麗なものが大好きな男の子って、臆する事なくテレビなどで観るけれど、実際の生活の中ではどうなのだろうな…と小説の感想とも言えない事を考えてしまった。理解するにはちょっとハードルが高かったかなぁ。ラストはそうだったのか…と頷いたけど。

  • やっち@カープ女子 さん

    辻仁成さん、多才で哲学的なイメージ。この話も独特だった。ただ生物学的に分けられる男と女。確かに第3の性と言うか、自性ってアリだと思う。この世界は何十年か後には自然に受け入れられているのでは。レビューが少ないのでもっと多くの人の感想が読みたいと思った。

  • 佐伯 さん

    辻先生。初読みです。 初めて読みましたがとても読みやすい!そしてうまくいえないのですが 表現の仕方がとても美しく思いました。 主人公が自分について考えていく。強制女装と言う言葉に衝撃をうけました。最後のkeyが誰だったのかはとても意外な結末でした。 ほかの作品も読んでみたい。そう思ったすばらしい作品でした。

  • masa@レビューお休み中 さん

    最近の辻仁成は、実験的作品が多いような気がする。以前とは違う路線を模索しているのか、それとも新境地を開拓しているのか…。テーマはジェンダー。物語はミステリーのような様相を呈している。人の死なないミステリー。謎のKeyという人物からメールが届き、光一は強制女装させられることになる。メールのやりとり、光一の心の移り変わりは見ていて面白いが、激しく同意したり、感情移入することなく終わってしまった。もっと、激しい何かが欲しかった。もっと…。

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