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今日の風、なに色? 全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ば

辻井いつ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776201090
ISBN 10 : 4776201097
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2000
Japan

Content Description

目次 : 第1章 音楽の天使が微笑んだ日(ピティナ・ピアノコンペティション/ 金賞はあの子のもの、とささやき声が ほか)/ 第2章 伸行誕生、運命の宣告(コウノトリがやってきた/ 私の子どもだけが眠ったまま ほか)/ 第3章 音楽の花が開きはじめた(六カ月〜三歳)(音楽をやらせるといいかもしれませんね/ 生活のなかの「音」への鋭敏な反応 ほか)/ 第4章 人々の喝采が喜びに(三歳半〜六歳)(オルガンを弾いてとけこんだ保育園生活/ ハーモニカ、琴、バイオリン…広がる音楽への興味 ほか)/ 第5章 演奏家へのステップ・バイ・ステップ(七歳〜)(ついに、プロの演奏家への道を一歩踏み出す/ 全日本盲学生音楽コンクールで一位に! ほか)

【著者紹介】
辻井いつ子 : 1960年(昭和35年)、東京に生まれる。東京女学館短大卒業後、フリーのアナウンサーとして活動。86年、産婦人科医の辻井孝と結婚し、専業主婦となる。88年に生まれた一粒種の長男・伸行が、生後まもなく全盲とわかり、絶望と不安のなか、手探りで子育てをスタート。涙と苦悩がつづいたある日、2歳になった伸行が突然、歌にあわせておもちゃのピアノを弾きはじめる。伸行の音に対する鋭敏さに気づき、これを希望の灯と思い定める。持ち前の積極性と行動力で伸行の可能性を引き出し、伸行は8歳にしてモスクワ音楽院大ホールで演奏、10歳で音楽界への登竜門といわれるピティナ・ピアノコンペティションのD級で金賞を受賞する。2000年9月(12歳)に、サントリーホールで初リサイタルを開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kimi

    初めて奏でたのが、「カワイの白いおもちゃのピアノ」と知って、ずっとカワイのアップライトの私は感動しました。辻井さんの生演奏を聴くと、「誠実に努力することの大切さ」、特に「誠実さ」を感じます。先日のワレリーさんとの演奏は、大人っぽい辻井さんでした。辻井さんの夢が叶いますように。

  • アイA♡

    すごく勉強になった。我が子が全盲と知り、子育てがうまくいかず毎日死にたいと思う辛さ。なぜ神様は自分にこんな試練を与えるのかと思う気持ち。よく分かる。音楽家にさせるとか大それたことではなく、生きがいを作ってやりたい、心の豊かな子に、という願い。積極的に子の障害について人に話し、親身になってくれる人と出会い、繋げていく。どんなに辛くても悲壮感ただよう姿ではいたくない。5分あれば簡単な化粧は出来るし、おしゃれもグルメも諦めないという姿勢も素敵。旦那さんがずっと精神的にサポートしてくれて心強い存在だったと思う。

  • みさみさ

    お母さんすごい…!直感からのすごい行動力と、子育て中の冷静な考え方、どちらも持っている、とても賢いお方なのだなぁと思った。このお母さんの元でなかったら、まだ話せない頃の伸行くんの音楽や音などに対するこだわりは、ただの「困った子」「わがままな子」「かんの強い子」で終わり、お母さんも育児につぶされ伸行くんの才能も芽を出さず…と残念なことになっていてもおかしくなかったと思う。子供をよく見て気づくこと、環境を与えること、一人の人格として見守り信じること、なかなか難しいけどすごく大事なことを教わりました。

  • クマシカ

    辻井さんの生い立ちや努力についての動画は何度か観たが、こうしてお母様の書かれた本を読むと、親子二人の一日一日の努力の積み重ねに驚く。いつ子さんのポジティブさ、行動力、挑戦する勇気には頭が下がる。そしてお母様の支えに素直に感謝し、より喜ばせたい気持ちでピアノに向き合ってきた伸行さんの優しさにも感動した。演奏の裏にお母様との思い出や一つ一つクリアしてきた課題が詰まっているのだな、だから人の心を打つ素晴らしい音を出せるのかな、と感じた。とても真似することのできない全身全霊の子育て、ただただ尊敬する。

  • マイケル

    健常児でもプロのピアニストになるのは大変。全盲児を普通に育てるのだって大変。そして全盲児をプロのピアニストに育てるのは並大抵の努力ではない。苦労話とともに子育ての喜びが伝わってくる、多くの人に読んで欲しい良書。目が見えないからこそ、天才的に聴力が発達したともいえる。障害があっても不幸だけとは限らない。音楽によって演奏する本人も満足し聴衆も感動を得られる。やはり教育にとって人の「縁」は大切。良縁に恵まれた結果の「天才少年ピアニスト」誕生だと思う。上尾や大宮などローカルな地名も親近感。(“隠れ埼玉県人”?)

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