辰巳芳子のことば 美といのちのために

辰巳芳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093885812
ISBN 10 : 4093885818
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
167p;19

内容詳細

和樂の本。料理家・辰巳芳子さんが、次世代の日本人たちに贈る“美といのち”の名言集!食を通し、日本と日本人の美しさを考える全十二章。

目次 : 序章/ 第1章 「お鍋の中の景色」に美を求めて/ 第2章 “無私”のこころに宿る美/ 第3章 「香道」にみる日本文化の美しさ/ 第3章 「香道」にみる日本文化の美しさ/ 第4章 米と日本人/ 第5章 絹の美、きものの美/ 第6章 穀物のありがたみに感謝して/ 第7章 道具の美、工芸の美/ 第8章 料理道具の美/ 第9章 梅の効用を考える/ 第10章 箸から考える食卓の美、食の美/ 終章 人はなぜ“美”を追い求めるのか

【著者紹介】
辰巳芳子 : 1924(大正13)年、東京都生まれ。料理家、随筆家。料理研究家の草分け、母、浜子の元で家庭料理を、その後、フランス、イタリア、スペイン等の西洋料理も研究。嚥下障害を患う父親の闘病に立ち会ったことをきっかけにスープの大切さに気づき、それを元に2002(平成14)年に上梓した『あなたのために いのちを支えるスープ』(文化出版局)はベストセラーとなった。『スープの会』主催。NPO法人『良い食材を伝える会』会長。NPO法人『大豆100粒運動を支える会』会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けろりん さん

    日本の美しさとは何かを考える上で、料理家・辰巳芳子さんの心に、最初に浮かぶのは、稲作の風景だそうです。数ある穀物の中で、最も手間のかかる米を、食の根幹に据えた国。四季の移ろいの中で育まれた米を命の糧として生きてきた我々の中には、美しいものに憧れる心、また美を創出する力があると辰巳さんは言います。数々の至言を、深みある写真が彩ります。理に適った切り方の野菜が煮えるお鍋、お米の粒が見える三角おにぎり、梅干しを入れて炊いたご飯、そして棚田の風景…。先ずは日々の食事作りから自分の中の美を育ててみようと思いました。

  • りずみぃ さん

    素材の声を聞き、素材の喜ぶ切り方調理法をする。お鍋の中が綺麗だと、お味も良くなる。「美味しい」には「美」という漢字が当てられている意味を知る。日本には美しい季節が次から次へと巡ってきて、一つのことを突き詰めて考えるのが苦手という日本人論が新鮮。料理を通した美しい日本の歳時記。こんな切り口があったのかと目から鱗の数々。国民の事を想い寄り添ってきた平成天皇の誕生日にぴったりの本。

  • 羽 さん

    料紙、香道、絹、工芸品。辰巳さんの高い美意識がうかがわれる。美への憧れを大切に持ち続けること。それが美意識を高める第一歩。今のわたしにできることは、お気に入りのカップに、丁寧に紅茶を淹れること。旬の食材でおいしいごはんを作ること。「美味しい」というのも「美」しいもののひとつだから。美は、日本の風土に根付いている。お米を食べること、職人がつくったいい道具をつかうこと。秩序をたもつこと。辰巳さんのことばを胸にきざみ、日々美しさを感じながら、静かに生きていきたいものです。

  • るるぴん さん

    雑誌「和楽」に掲載されていた辰巳さんの言葉をまとめて収録。食べものや日常使う料理道具ひとつにも「美」を感じることが、美味しい料理、いのちの継続には必要だと。美味しいお米は美しい畑に実った宝物と考えると道理がいく。荒れた畑に美味しいものが生るはずが無い。と思ったら、自分を健やかに保つために、何をすべきか・・ということまで思いを馳せられる1冊。丁寧な料理をするためには、秩序に基づいた段取りが必要で、それをきちんとできるようになると「感応力」がついて、美意識も高まる、というようなことが書いてあって納得。

  • ぴちゃこー さん

    品のよいおばあ様のお言葉の数々。日本の風景、食、道具。今は手をかけたり、少し値が張ったりするのを避ける傾向にあるけれど、ちょっとした心がけできちんと生きることで人間が出来上がっていくに違いない。大先輩からの言葉を忘れずに生きてきちんとしたおばあちゃんになりたい。

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辰巳芳子

料理研究家、エッセイスト。1924年生まれ。料理研究家の草分けだった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼する。鎌倉の自宅などでスープ教室を主宰し、高齢者や病気の方へ提供できるよう指導している。「大豆100粒運動を支える会」会長(本データはこ

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