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ISBN 10 : 4911580003
Content Description
原田郁子(クラムボン)や二階堂和美など多くのミュージシャンにも愛される、謎多き大所帯ブラスバンド「三田村管打団?」。商店街、船上、団地、森の中…どんな場所でも演奏する、ライブごとに参加人数も変動するメンバーたち。その他に類を見ない活動から浮かび上がる、生活に根ざす音楽の魅力とは。結成23年目にして初の7インチ・アナログレコードと、小田晶房、輪島裕介、吉本秀純、安田謙一による特別寄稿。日々の暮らしと音楽の幸福な関係を紐解き映し出す1冊です。
[目次]
レコーディング・データ
録音メンバー
「小さな社会と移り変わる人生」 小田晶房
MITAMURA KANDADAN? IN PICTURES
「仮面ライダー1号型のローカルなブラスバンド」 輪島裕介
「他に類を見ない、壮大な音楽地図」 吉本秀純
「ゲーム・ボーイのアート・スピリット」 安田謙一
「アバウト・ア・三田村管打団?」森本アリ インタビュー
《著者情報》
輪島裕介(わじま・ゆうすけ)。1974年金沢生まれ。大阪大学大学院人文学研究科教授。近代音曲史、アフロ・ブラジル音楽研究、「非西洋音楽」の表象と受容に関する研究が専門。著書に『昭和ブギウギ ー笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』(NHK出版新書)、『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』(NHK出版新書)、『創られた「日本の心」神話―「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書)など。
安田謙一(やすだ・けんいち)。1962年、神戸市生まれ。ポップカルチャーを中心に様々な媒体で執筆活動を行う。著書に『ピントがボケる音』(国書刊行会)、『なんとかと なんとかがいた なんとかズ』(プレスポップ)、『神戸、書いてどうなるのか』(ぴあ。2024年に筑摩書房より文庫化)など多数。
小田晶房(おだ・あきのぶ)。1967年京都生まれ。音楽誌の編集者を経て、2000年に福田教雄とともにインディーマガジン『map』を発行。音楽レーベルcompare notesの運営、海外アーティストの招聘などを行う。2007年には東京・渋谷にヴィーガンレストラン「なぎ食堂」をオープン。現在は京都にてリソグラフスタジオ「Hand Saw Press Kyoto」のほか、ヴィーガンレストラン&オルタナスペース「suiro」を運営。著書に「なぎ食堂のベジタブル・レシピ」「なぎ食堂のベジおつまみ」(ともにぴあ)、「渋谷のすみっこでベジ食堂」(駒草出版)。
吉本秀純(よしもと・ひですみ)。1972年生まれ、大阪市在住の音楽ライター。ワールド・ミュージック全般を中心に様々な媒体に寄稿している。『GLOCAL BEATS』(大石始氏との共同監修、音楽出版社)、『アフロ・ポップ・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)を監修。
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