地獄くらやみ花もなき 2 生き人形の島 角川文庫

路生よる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041067895
ISBN 10 : 4041067898
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとに、バラバラ殺人を予感させる手紙が届く。嵐が近づく中、長崎の孤島に降り立つ2人を待ち受けていたのは、人形作家・絢辻幸次の歪な美意識に支配されたイタリアン・バロックの城館と、美しき生き人形の少女だった。さらに皓の弟を名乗る少年や宿敵の探偵・棘も現れ、ついには予告通り不可解な殺人が起こり…。果たして、人喰いの鬼は誰なのか?“地獄堕とし”の長い一夜が幕を開ける!

【著者紹介】
路生よる : 愛知県生まれ。2017年、『地獄くらやみ花もなき』(受賞時タイトル「地獄くらやみ花も無き」)で第3回角川文庫キャラクター小説大賞“読者賞”を、『折紙堂来客帖 折り紙の思ひ出、紐解きます。』(受賞時タイトル「折紙堂の青目鬼―折り紙あやかし事件帖」)で第5回富士見ラノベ文芸大賞“審査員特別賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ★Masako★ さん

    ★★★+ シリーズ第二弾。地獄代行業を営む、魔王の子で半妖の美少年・皓と人の隠された罪を妖怪の姿でとらえる目を持つ助手の青児。今回の舞台は孤島にある人形作家の舘。密室殺人、残された少女の首、大量の血、消えた死体等本格っぽいのだが、皓とペット化扱いされている青児との会話ににんまりするし、ライバルの棘や皓の弟を名乗る緋も登場して雰囲気は明るめ。ただ、緋の秘密や複雑な思いと行動は切なく哀しく、最後に明かされた皓の生い立ちは重く辛い。怪しげなエピローグは新しい展開となる予感。3作目も積んだので、楽しみだ♪

  • aquamarine さん

    地獄代行業・皓と罪を犯した人が妖怪に見えてしまう助手の青児のシリーズ2作目。キャラ読み出来るほど登場人物みんなが個性的なのに、実際の物語は殺人予告に首切り遺体に密室殺人、としっかり本格ものだったりするので驚きます。今回は皓の弟と名乗る男の出現、前作から続く棘との対立等、今回も事件以外の部分にも惹かれて、重い事件のはずなのに、重苦しくなくさらっと読み進めることができました。今回の事件の片がついた後も彼ら自身の物語はまだまだ謎を残しています。今後の展開も楽しみです。

  • 眠る山猫屋 さん

    二巻は長編。台風が接近する離島での殺人予告。事件そのものより、皓(しろし)と青児の主従関係、皓と緋の血縁の謂、そして事件当事者たちの錯綜した関係性で読ませてくれました。そして死んだと語られてきたライバルの兄の影・・・。今回一番衝撃だったのは、あの善意の人に隠されたサイコパスな正体。一冊掘り下げてくれても良かったかも。成る程、表情を読み取り反射的にコピーするかぁ・・・実際にいそうだなぁ。そして結末に待っていたのは。血の繋がり、或いは血縁の無い家族の表現の仕方がとても上手な作家さん。

  • papako さん

    続けて弍。今度は長崎の島に出張。皓の弟を名乗る少年が現れて、青児の替わりに助手になりたいと言う。出張先の島のホテルで殺人が起こるが、妖怪に見えるものはいない。誰が犯人でどんな罪なのか?この巻も楽しめました。皓と青児は家族になれるのかしら。皓やライバル棘の周りも不穏なラスト。どうなるでしょうねー。

  • カナン さん

    三巻が発売間近ということで纏めて一気読み。地獄代行業を営むという百花の王を体現する着物を纏う美少年…の隣に立つイケメンは誰…と思ったら青児か! 前巻で散々気障ったらしい振る舞いで、これで化けなきゃ三下以下の詐欺だと思っていた棘が美味しい所を綺麗に持って行くので、個人的に彼の双子の正体が気になります。長崎の離島の美しさを舞台にした演出は好み。平安時代から鬼に食われるのは女であり、鬼を孕んで飼うのも女だとされていた。そして愛でるのも。行きたい所へ行くのよ。璃子嬢は確かに云った。そう、「生きたい」所へ行くのよ。

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路生よる

愛知県生まれ。2017年、『地獄くらやみ花もなき』(受賞時タイトル「地獄くらやみ花も無き」)で第3回角川文庫キャラクター小説大賞“読者賞”を、『折紙堂来客帖 折り紙の思ひ出、紐解きます。』(受賞時タイトル「折紙堂の青目鬼‐折り紙あやかし事件帖‐」)で第5回富士見ラノベ文芸大賞“審査員特別賞”を受賞し

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