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カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説

越川芳明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861829260
ISBN 10 : 4861829267
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

詩、絵画、映画から、宗教、逃亡奴隷、移民、そして製糖…。ディアスポラの文化や歴史を縦横に論じ、『老人と海』のまったく新たな読み解きへとなだれ込む、圧倒的な知的冒険。アフロ宗教の司祭の資格を持つ著者でなければ書き得なかった、かつてない圧巻のキューバ論。

目次 : 第1章 大きな緑色のトカゲとカリブ海の荒ぶる神―ふたつのアフロキューバ表象/ 第2章 サトウキビ物語/ 第3章 カリブ海の黒い神々―変容するアフリカの宗教/ 第4章 ハバナのサンテリア―都市化したアフロキューバ宗教/ 第5章 サンティアゴのブルヘリア―もう一つのアフロキューバ宗教/ 第6章 逃亡奴隷の哲学/ 第7章 痕跡の思想―キューバの日系移民とジャマイカ移民/ 第8章 キューバ映画とアフロ宗教/ 最終章 キューバのヘミングウェイ―『老人と海』の謎を解く

【著者紹介】
越川芳明 : 1952年生まれ。明治大学文学部教授。1990年代よりアメリカとメキシコの国境地帯で混交文化をめぐる調査を行なう。2009年よりキューバに通い、アフロ宗教サンテリアの通過儀礼を受ける。2013年、サンテリアの最高司祭(ババラウォ)の位を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • エリンギ

    キューバでのフィールドワーク経験がふんだんに盛り込まれた刺激的かつインタレスティングな文化論。アフリカから連れてこられた黒人奴隷の信仰が、スペイン人入植者の信仰と結びついて文化変容を遂げた「サンテリア」の秘儀を受け司祭になった著者の生の経験の数々が読める。最終章のヘミングウェイ「老人と海」の解釈は斬新で、これまで思ってもみなかったアプローチで論が展開されていく。

  • TTK

    キューバの伝記作者フエンテスは……キューバの詩人のニコラス・ギジェンとヘミングウェイが親しかったと指摘して、ある興味深いエピソードを伝えている。ギジェンがヘミングウェイに「P&Pのスペイン語をしゃべらないとダメだ」と教えたらしい。ヘミングウェイがそれは何かと尋ねると、ギジェンは「プロスティテュートとペザントのスペイン語だ」と答えたという。p.295

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