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ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ 幻冬舎文庫

越尾圭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344434615
ISBN 10 : 4344434617
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
越尾圭 ,  

Content Description

ブラック企業で疲弊し切った航平と、末期がんで余命宣告を受けた一児の母、美羽。満開の桜の下で二人は入れ替わってしまう。「死にたい」航平と「生きたい」美羽は願いを叶えたはずだったが、“それぞれ”の人生を送るうちに本当の気持ちに気づき、お互いを思いやっていく。果たして「死ぬ」のはどちらなのか。ラストにあなたは涙する。

【著者紹介】
越尾圭 : 1973年、愛知県生まれ。早稲田大学教育学部教育学科卒。第十七回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉を受賞し、『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • オセロ

    感動しました。 ブラック企業で働くことに疲れて死を望む男性と末期癌で生きたいと望む女性。たまたま近くで満開の桜を見ていた2人の心が入れ替わるという導入と2人が生活に馴染む早さはやや強引に感じます。ただ、それ以上にどうすれば心の入れ替わりを元に戻すことが出来るのか、元に戻らなければ女性の代わりに男性が死ぬのかということに話の焦点が移ってからは夢中になってました。生きることと死ぬことがどういうことかを本気で考えさせられるストーリー。気になった方は是非とも手に取って欲しい一冊です。

  • えみ

    人はそれぞれ譲れないものがあって、本当に大切なものはきっとわかっている。だからこそそれにいつ気付くか。それが重要なのだと思う。費やした努力、力の限り願った想い。報われないことの方が多くて、それでも求めた人にしか結果は見えない。満開の桜の下で死にたい男と生きたい女が入れ替わる。一見優しさや切なさを物語として成立させたファンタジーなのか?と思い読み始めたが…過ぎたものばかり悔やんで、足りないものばかり欲しがった2人が生と死を渡り合い共有し、許し認め信じることで本当に大切なものを知っていく姿に勇気をもらえた。

  • akiᵕ̈

    互いの心が入れ替わって、生と死に真っ向から向き合う航平と美羽のせつない一年間の物語。勤めている会社はブラックでキツい上司に悩み、友達も恋人もいず限界が来て『死にたい』と思っていた航平と、夫と五歳になる娘と幸せに暮らしていた所に病魔が襲い余命宣告をされ『生きたい』と願う美羽。互いが入れ替わり、戸惑いながらも連絡を取り合いながらそれぞれの生活を送っていく中で、今置かれている状況と相手の立場を思う気持ちに心は揺れ動く。美羽が気丈で賢く、最後の決意に胸が締め付けられる。二人を通して生きることの意味を痛感する。

  • ロボット刑事K

    心が入れ替わってしまうファンタジー、これまで何人もの作家がチャレンジした、ある意味手垢のついたジャンルです。では、他の作品とどう差別化を図るのか。そこが注目のしどころです。こちらの作品、正直申しまして、ナニコレ。失礼極まりないとは思いますが、よくコレを出版しましたね。とにかくどこをとっても薄い。入れ替わって活躍しちゃうなんて、これはもうテンプレ。作者は本当にこれで読者を泣かせるおつもりで?ナメンナ。☆1つ。「オレがアイツでアイツがオレで」私が初めて読んだ入れ替わりモノです。爪の垢、煎じてお飲みあそばせ。

  • うさうさ

    余命宣告されてる末期がんの女性と、ブラック企業で疲弊して死を願った男性が入れ替わった話。 よくある設定で期待せず読み始めたが、ググっとのめり込んで一気に読み終えた。 たまにはこの手の作品もいいなあ。

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