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下流中年 一億総貧困化の行方 Sb新書

赤木智弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797386578
ISBN 10 : 4797386576
Format
Books
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「下流老人」が話題になる昨今だが、実は高齢者の貧困率はここ数年改善されてきている。むしろ現役世代の貧困率が悪化してきており、それは「中年フリーター」など不本意にも「非正規」を続けざるを得なかった就職氷河期世代の受難をも示している。景気が悪化したらクビという不安定な雇用状況でも何とかしのいできたロスジェネ世代。「生きづらさ」を抱えた彼らは今後どこへ向かえばいいのか?

目次 : 第1章 『「生きづらさ」について』から8年、生きづらさはどう変わったか―対談 雨宮処凛×萱野稔人(「8年」の重さ/ 「加齢との闘い」が始まった ほか)/ 第2章 我々はいかにして「下流中年」にさせられているのか(誰もが「下流」に落ちる未来へ/ いかにして企業は昭和以降の「神」となったか ほか)/ 第3章 それでも、「下流転落」に脅えることなかれ(「下流老人」の問題は実は改善されてきている/ 正規と非正規の分断が起きている ほか)/ 第4章 ルポ・下流中年 12人のリアル(社会的撤退を強いられてきた人々/ 派遣歴足掛け15年で味わった苦しさ 明美さん ほか)

【著者紹介】
雨宮処凛 : 1975年北海道生まれ。作家・活動家。00年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以来、「生きづらさ」についての著作を発表する。06年からは、格差や貧困問題に取り組み、取材、執筆、運動中。『生きさせろ!難民化する若者たち』(ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞

萱野稔人 : 1970年愛知県生まれ。哲学者、津田塾大学教授。専門は哲学、社会理論。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)

赤木智弘 : 1975年栃木県生まれ。フリーライター。2007年に月刊誌「論座」に発表した「『丸山眞男』をひっぱたきたい―31歳、フリーター。希望は戦争。」で注目を集める

阿部彩 : マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッシャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国立社会保障・人口問題研究所にて室長、部長として15年勤務ののち、現在、首都大学東京都市教養学部教授

池上正樹 : 大学卒業後、通信社勤務を経て、フリーのジャーナリスト。日本文藝家協会会員。東日本大震災後、被災地に入り「ひきこもりと震災」について調査。ひきこもり当事者活動や家族会などもサポートする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    非正規4割の4タイプ:@学生バイト層、A主婦層、B中年フリーター層、Cセカンドキャリア層(4頁)。私はB。ただ毎日理不尽で不愉快な毎日ではある。あらゆる対策は手遅れ(22頁〜)。あらゆる対策は手遅れ(22頁〜)。雨宮氏:ピケティ提唱の資産課税強化は日本でもやるべき(51頁)というのは同感。自己責任論が至る未来で、結局何が問題か?(88頁〜)赤城氏が憂えるのは、本来、社会責任とすべきことを自己責任にしていること。自己責任と言っておけば好都合な連中がいるからである。不愉快な連中だ。

  • ゆにこ

    裕福な高齢者の年金を減らす案が出ていたけど、政治家は裕福な高齢者だし、権力があり彼らを支援しているのも同じ層。まず実現しないだろう。これから良くなる兆しが見えないから消費より貯蓄になるよね。

  • リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

    悲惨というのが読んで一番の感想です。氷河期世代も中年層に差し掛かり、非難されても同情されない状況が浮き彫りになっています。最後の12人の下流中年のリアルは、いつ誰に降り掛かるか分からない恐怖感を刺激します。下流貧困関連で思うのは、親が暴力的、アルコール依存、ネグレクトだったりした背景が多い事。子供の人生は子供が勿論、決める事ですが少なくても自分達の教育で子供に暗い背景を負わせない様にしようと思うのでした。

  • カザリ

    あと10年以内に戦争か革命がおきるんじゃないかと思わせる現実。 みなが助け合う社会にならないとな。 貧困と孤独は身につまされる内容で心に響いた。がんばれば報われる社会になるには、切り捨てがおこなわれるだろうと予見される。おそらくは、高齢者だろう。

  • こも 旧柏バカ一代

    12人の転落の経緯が記載されていたが。まさに明日は我が身のケースがてんこ盛り。いつ自分がそうなるか?いや、もう9割方なっている会社にいると、早く死ねと言われてる気分になる時がある。俺って社会にとって要らない奴だよなとも思うことしばし。生きている価値なんて無いとも思う事があった。まぁ、上手くいってる人には絶対理解できない心理状況だし。味わってほしく無い精神状態。そんな人たちのコミュニティがあるんだな。。まだそこまで行ってない事を願いながらもネット検索。クワバラクワバラ。

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