「当たり前」をひっぱたく 過ちを見過ごさないために

赤木智弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309244723
ISBN 10 : 4309244726
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
19cm,297p

内容詳細

「「丸山眞男」をひっぱたきたい−31歳、フリーター。希望は、戦争。」を発表し、論壇を震撼させた著者による、飽和するロスジェネ論を脱する時事評論集。他人の当たり前を批判し、過ちを見過ごさないための1冊。

【著者紹介】
赤木智弘 : 1975年、栃木県生まれ。フリーライター。月刊誌「論座」(朝日新聞社)に掲載された論文「『丸山眞男』をひっぱたきたい―31歳、フリーター。希望は、戦争。」(2007年1月号)でデビュー。以降、自身が主宰するウェブサイト「深夜のシマネコ」や雑誌等で、フリーター・ニート政策を始めとする社会問題に関して積極的な発言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ころこ さん

    著者の認識不足や誤りを指摘することは容易です。著者の政策案や提言の多くは、論壇で検討する水準のものでもありません。ではなぜ著作が読まれるかと言えば、リアルな『オレ』があるからでしょう。本書は批評ではなく、日記です。あと10年経って、ロスジェネが50代を迎えると、この問題は増幅されて再燃することは確実です。「地下室の手記」がメタになるのか、ベタのまま地下室人として粘るのか、時評のイタイ感じをみると、著者の未来は後者にあるでしょう。

  • なーちゃま さん

    90分で読了(下読みなし)。下読みしないとこんな時間がかかる。 読んでいてまるで「ホリエモンみたい」と思った。というのも、指摘する点が鋭く、大勢が感じている違和感・皮肉・問題点を正確に捉え、独自の見解を展開している。ホリエモンと違って、フリーターの、貧しい人目線の論調であるけれど。 彼の意見がモラル的にどうなのかは置いといて(『戦争を待望する気持ちがないわけではない』とか『家族を持っておいて贅沢な』とか)、 主張が一貫しているなと思った。彼が指摘した問題点を、どう乗り越えていくかを考えていかねばならない。

  • 入江・ろばーと さん

    こういう視点、自分じゃなかなか持てないから大事にしたいと思った。

  • くさてる さん

    頷けることが多い。自分世代の人間にとって生の説得力を持つ言葉だと感じた。

  • ピラックマ さん

    ロスジェネ関連3冊まとめ読み。やっぱり”自業自得”って感も否めない。そんなに不平不満グチグチ言ってても幸せが寄って来るはずもないって意味で。

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