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アメリカの教室に入ってみた 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで

赤木和重

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894642423
ISBN 10 : 4894642425
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新しいインクルーシブ教育のかたち。アメリカを通して日本の教室を考える。

目次 : 第1部 貧困地区の公立学校―公教育の崩壊(貧困地区の公立学校/ 貧困地区の子どもの体/ 貧困地区で暮らす子どもの言葉と思考 ほか)/ 第2部 インクルーシブ教育の異なるかたち(公立小学校におけるインクルーシブ教育の実態/ Mind your own business―自分のことをしっかりと/ 卒業式 ほか)/ 第3部 インクルーシブ教育の新しいかたち(小さな私立学校とインクルーシブ教育/ New Schoolの概要/ 流動的異年齢教育 ほか)

【著者紹介】
赤木和重 : 1975年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。京都大学教育学部卒業、滋賀大学大学院教育学研究科・神戸大学大学院総合人間科学研究科修了。博士(学術)。専門は、発達心理学・特別支援教育学。2015年春から1年間、アメリカ・ニューヨーク州にあるシラキュース大学教育学部において、客員研究員として研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著者がタイトル通り、アメリカの学校を見て...

投稿日:2021/03/01 (月)

著者がタイトル通り、アメリカの学校を見て、聞いて、触れて、それを体験記としてまとめたものです。著者は大学に所属する研究者ですが、研究書ではなく、ひとりの親としての体験が主となっています。そのため学術的な厳密性は多少犠牲になっているように思われる箇所もありますが、文章から伝わる臨場感はそれ以上の利点となっており、これが本書の特徴となっています。

ai さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    インクルーシブ教育といわれて久しいが、そもそもインク―シブとは何だろうとずっと考えていた。ただ教室に一緒にいることでも、同じ教育を同スピードで受けさせることでもないとは思ってきたけど。だから違いを尊重しながらつながる場としてあるという問題提起はとても新鮮だった。著者の冷静にアメリカと日本の教育についてとらえているところもよかった。

  • Akihiro Nishio

    ニューヨーク州シラキュースという街で、インクルージブ教育の実践を見て回った記録。貧困地区(頑張っているが悲惨)と富裕地区の公教育の差や、私立の学校の雰囲気などを概観したのち、アメリカの差を気にしない文化(差があり過ぎて気にしてもしょうがいない)、そもそも子供同士の関係性が少ないことがインクルージブ教育導入に有利に働いていることを示す。さらにNew schoolという特別な小さな学校での体験を通じて、子供同士の関係性も大事にする教育の可能性を見せてくれる。しかし、公教育の自由競争の結果は悲惨と感じた。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで。日本の学校関係者や教育関係者がアメリカの貧困地区の公立学校や超インクルーシブ教育から学べることは多い。日本の学校関係者や教育関係者はエリート意識と特権階級意識が強い人が多いから謙虚に学ぶ姿勢もあまりないし新しいことを取り入れるのにも時間がかかる。日本の学校関係者や教育関係者が無意味なエリート意識と特権階級意識を捨てない限り日本の学校教育はいつまでも進歩しないのかも。

  • 佐藤一臣

    インクルーシブ教育のアメリカ事例をエッセイで紹介したもの。発達心理の研究者兼インクルーシブ実践の小学校に娘を通わせている父親の観察は的を射ていてわかりやすい。個を前提としたアメリカの教育はインクルーシブ教育をしやすい土壌に感じたが、日本の場合は画一的な制度が教育の中心なので難しそう。同じ目標(評価水準)を目指すというエリート教育を文部科学省が180度転換しない限りインクルーシブ教育は浸透はしないでしょ。いくら個性、多様、グローバル、アクティブラーニングと叫んでも教師が疲れるだけ。

  • 魚京童!

    ゆーちゅーばーだった。やってみたらしい。良かったね。それで終わる。公教育が終わってた。自由だ。すべては自由だ。そういうことなんだと思う。アメリカには女神がいる。でも結局日本にはアマテラスがいるのだ。そういうことなんだと思う。富者はますます栄者に、貧者は貧者に。そもそも言葉がないよね。貧すれば鈍するのだ。お金なんていらないなんていえない。それでも自由が欲しいわけじゃない。もっとわくわくしていたい。でも最近やれてない。だからこそ今年は自分で決めることにした。また決めることにした。去年は流されるのが目的で、流さ

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