黒い森の記憶 角川文庫

赤川次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041065976
ISBN 10 : 4041065976
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

深く黒い森の果て、かつて名医と呼ばれた老人が1人で暮らす山小屋へ、足を撃たれた男が転がり込んでくる。男は、世間を騒がせている連続少女暴行殺人事件の容疑者として追われていた。配達員にすら会わないほど人嫌いのはずの老人は、なぜか男を匿うことにする。同じ頃、老人のもとには差出人不明の不気味な小包が次々と届いていた…。森の見せる悪夢に、人々はなすすべもなく呑み込まれていく。初期の異色サスペンス長編!

【著者紹介】
赤川次郎 : 1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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暗い雰囲気のミステリー小説です。登場人物...

投稿日:2021/07/07 (水)

暗い雰囲気のミステリー小説です。登場人物も少なく、主人公のお爺さんを中心にじわりじわりと恐怖が起きます。でもこういった雰囲気は好きでした。当時、この小説の中の誰もいない家に住んでみたかったのですが怖くなりました。ラストも良かったです。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coco夏ko10角 さん

    赤川次郎のサスペンスやはり面白い。森の中で一人暮らしている元医師の「老人」。なぜ人と関わらない生活をしているのか、ある事件の容疑者の「男」との生活、送られてくる荷物の意味と主、そして…。情景の描写の仕方がより不気味さを誘う。終盤のあれこれで「そうだったのか」と思い本を閉じたか引っかかることがいくつかあり今は「そうだったのか?」と。はっきりしてることだけ繋いでいくと違う図が見えてきそう。

  • 季鈴 さん

    久しぶりの赤川さんでしたがしっかりと騙されました、最後まで二転三転して。とにかく老人が器用で巧みに人を遮る人間味がある人で舌を巻くばかり。対する彼に関わる人たちもやっぱりどこか愛嬌があって緊迫した場面であってもやり取りが面白い。容疑者も警部も配達員もみんな肩の力が抜けてて嘘か真実か惑わされてしまう。結局、少女暴行事件の犯人は?謎なかんじだったけどなんとなく童話を読んでいるような感覚になる楽しいミステリーでした。

  • 小豆姫 さん

    懐かしの復刻版。赤川次郎作品を読むのはうん十年ぶり。古いヒッチコック映画をじっくりみているような味わいがあった。でも60歳くらいの主人公を老人と呼ぶのはちょいと違和感が… 前期高齢者でもないのにね… これも時代なんだな。

  • Mai🌻 さん

    山荘にひっそり住む人嫌いの老人(元医者)は、ある日連続殺人事件の容疑者を匿うことにした。その理由は?老人の人嫌いには”ある秘密”が…。 これはすごい。読み進めていくたびにまた一段、また一段と深みにハマっていく😳こちらの予想の裏の裏をかいてくる。登場人物全員が謎めいて怪しいし、真相の裏にはまだ”秘密”がありそう。じっくり読まないと、伏線を拾いきれない😳 情景描写が良かった。山荘の静けさ、不穏さ、天候の様子など、自分が山荘にいる気分になった。

  • ともも さん

    ★★☆☆☆ 最初から出てくる怪しい老人...スカッとするミステリーが好きなので星2点としました。ストーリーはさすが赤川氏で読みやすくすっと入ってくる日文章です。最後はああやっぱり...の展開でした。

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人物・団体紹介

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赤川次郎

1948年福岡県生まれ。76年『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。80年に『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されてい

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