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上役のいない月曜日

Jiro Akagawa

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167262297
ISBN 10 : 4167262290
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2008
Japan

Content Description

「月曜の朝」は「最低の気分」の同義語。ところが出社してみると、うるさい上司はすべて会社を休んでいた!だが喜んだのも束の間、次から次へと難題が起こり…。表題作のほか、「花束のない送別会」「禁酒の日」「徒歩十五分」「見えない手の殺人」の、平凡なサラリーマンが巻き込まれる五つの短篇を収録。

【著者紹介】
赤川次郎 : 昭和23(1948)年2月29日、福岡生まれ。桐朋高等学校卒業。51年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、以来ベストセラー作家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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サラリーマンにまつわる短編を集めた一冊。...

投稿日:2012/02/10 (金)

サラリーマンにまつわる短編を集めた一冊。表題作「上役のいない月曜日」は、上役たちが偶然にも全員会社を休んでしまったその日に限って次々と騒動が起こる。普段責任を取る役割を果たしていた上役たちがいない中で、平の社員たちがトラブル対処に当たっていく。皮肉が効いていてオチもストンと決まり短いながらなかなかおもしろかった。私自身がこういった世界とは縁がないせいか、サラリーマンたちの悲しさ、会社社会の構造のいびつさ、おかしさが描かれている作品は割と面白く読めます。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    「上役のいない月曜日 」「花束のない送別会」「禁酒の日」「徒歩十五分」「見えない手の殺人」の5作品。 恐怖小説短編集といってもいいかもしれない。 終わりよければすべてよし(ハッピイエンド)でないところが少し悲しい。 赤川次郎の月給生活が推測できるという点では、超短編集(ショートショート)の「勝手にしゃべる女 」の第二部の、著者の経験のはしがきを参考にするとよい。営利企業努めではないので、月給生活といっても、ちょっと傾向が違うかもしれない。

  • あやっぴ

    40年も前の作品なので、随所に古臭さは感じる。短編ですが、どれも会社のためにモーレツに働くサラリーマンが、最後は貧乏くじを引いちゃう、みたいな悲哀に満ちた話が多かった。中でも最終話の『見えない手の殺人』はやりきれないなぁー。著者の作品らしいブラックさ満載で、今読んでも面白かったです。

  • coco夏ko10角

    5つのお話収録の短編集。全作品の初出が1979年。『禁酒の日』が一番面白かった。次期営業部長にふさわしいのはどちらか?妻の相手はどちらか?ワクワクして読んでいったけど最後そうなるのかー、と。

  • 白雪ちょこ

    サラリーマン達が主役となっている、短編集全5話。 どれも昔に描かれているため、時代を感じるような表現が多く、今がどれだけ便利になっているのかというのも伝わってきた。 唐突な終わり方がほとんどで、いろんな登場人物たちが悲しい終わり方をしているものも印象的。 表紙にもなっている「上役のいない月曜日」は、何とも時代的で理不尽さなども描かれており、展開的にもコメディ要素が多いような気がした。 最後の「見えない手の殺人」は、作者特有のブラックさが滲み出ており、なんとも胸が痛いオチ。働くことは大変だ。

  • コウ

    旅のお供本として読んでいた一冊。短編集で、赤川次郎の作品ときたら読みやすいことこの上ない!しかもこの本はずっと読みたいと思っていた一冊で、あっという間に読了でした。日常のサラリーマン達が巻き込まれたちょっとしたミステリが五作。大概が呆気に取られる結末を迎えますが、面白くて満足です。

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