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猫社会学、はじめます どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

赤川学

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480864840
ISBN 10 : 4480864849
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

猫が教えてくれた、「ただ、いるだけ」の価値。約9500年にわたる猫と人類の歴史のなかで、もっとも関係が深まったのが現代。その諸相に光を当て、“猫と人間の幸福な未来”を構想。猫を愛する社会学者たちによる“猫社会学”の誕生!

目次 : 序 猫好きの、社会学者による、猫のための社会学(赤川学)/ 第1章 猫はなぜ可愛いのか?(赤川学)/ 第2章 私たちは猫カフェから何を得ているのか?(新島典子)/ 第3章 ふつうの猫しかいない「猫島」に人はなぜ訪れるのか?(柄本三代子)/ 第4章 猫から見た「サザエさん」―猫が「家族」の一員になったのはいつか?(秦美香子)/ 第5章 人と猫は、いかにして互いを理解し合っているのか?(出口剛司)/ 特別対談 猫が教えてくれた、「ただ、いるだけ」の価値(赤川学×斎藤環)

【著者紹介】
赤川学 : 1967年、石川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学コース社会学専門分野博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は社会問題の社会学、セクシュアリティ研究

新島典子 : 東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。現在、ヤマザキ動物看護大学・大学院教授。専門はペットの社会学・死生学

柄本三代子 : 宮崎県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東京国際大学教員。専門は身体とメディアと食の社会学

秦美香子 : 1978年、広島県生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科修了。博士(学術)。現在、花園大学文学部教授。専門はマンガ研究、現代文化研究

出口剛司 : 1969年、大阪府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は批判理論、社会学史

斎藤環 : 1961年、岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。医学博士。爽風会佐々木病院・診療部長などを経て、筑波大学医学医療系名誉教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    どんな学びが得られるのかと期待を高めて読みましたが、思ったよりは自明な事が取り上げられていました。タイトル通りまだ始まったばかりの学問なのですね。これから更なる知見を積み重ね、また隣接研究と組み合わせ、それ迄とは違った角度からのアプローチを、そして問題解決へと結び付ける事になるのですね。続報を座してお待ち申し上げる所存です。「自明な」と申し上げましたが、感覚的にはそうである事が分かっている事柄も、学術的な方法にて明確化する取り組みは大切な事と思います。社会学の研究方法の一端は分かって面白かったです。

  • mochiomochi

    猫と人間の関係性を多角的な側面から考える、「猫の社会学」のスタートアップ書。何故猫は可愛いのか、という永遠の謎とロマンから、愛猫家二人の猫あるある的な対談まで、バラエティに富む。「猫の社会学の体系はこうだ!」というような確立した学術書ではなく、みんなで猫と人間の共存をゆったり考えようという要素が強い。猫愛溢れる人は知ってる内容が多数かもしれない。

  • 阿部義彦

    筑摩書房単行本、新刊。赤川学さんが中心となって、猫好きの社会学者による猫のための社会学を立ち上げました。その宣言とも言える本邦初の書籍です。21年頃から猫社会学と言う看板を掲げて(言ったもん勝ち)おずおずと歩みを始めました。まだまだ形にならない部分も多いですが、もはや犬の数を遥かに追い抜いた猫の、歴史、文化的側面(猫カフェ、猫島)そして、何より人間に与える効能!(空極は『ただ居るだけ』)について、あれやこれやと考察します。全然学問らしくないアプローチも相手が猫ならではかも。可愛くない所がひとつも無い不思議

  • T

    実家の猫が急逝したのと、指導の先生のおすすめということで。猫をテーマに人間との関係性を考察する猫社会学について、5人の社会学者がそれぞれの専門から語る。動物学ではないので猫の生態とかではなく、人間との関係性がテーマ。私の中では、猫はなぜ可愛いのかと、猫カフェの考察と、最後の斎藤環先生との対談がヒットでした。社会学の理論や方法論の解説付きなので社会学入門としても素晴らしい本。猫の可愛さにツンデレ要素は必須とのこと。あと、最初の猫は神だそうで、初恋の人が永遠に忘れられないみたいでなんか面白いですけど納得です。

  • アノニマス

    猫の魅力の一つに意思の疎通が出来ているような気がするところであるが全て人間の思い込みだと突っ込まれたら否定は出来ないと書かれている。それに対して「コミュニケーションをしている、わかり合えているという状態は、同じ方向を見ているということ」という説が良い。「猫と人間の関係って、最初はもちろん子どものように接しているわけなんですけど、徐々に猫のほうが年齢的に超えていって…」の辺りは本当に良くわかる。我が家の猫は30歳まで生きるに違いないけど1日1日を大事にしていきたい。

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