悪の教典 下 文春文庫

貴志祐介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167839024
ISBN 10 : 4167839024
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
459p;16

内容詳細

衝撃の実写映画化で話題沸騰!
有能な教師の仮面をかぶった学園に潜むモンスター、ハスミンこと蓮見聖司。モリタートの口笛とともに完璧な犯罪が重ねられていく

圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。
3人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。
蓮実による狂気の殺戮が始まった! ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント。 
解説・三池崇史

【著者紹介】
貴志祐介 : 1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり『十三番目の人格‐ISOLA‐』と改題して刊行される。97年『黒い家』で日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、11年『ダークゾーン』で将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞する。10年刊行の『悪の教典』は山田風太郎賞を受賞し、同年、宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内編第1位、週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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結末に批判的なレビューもあるようですが個...

投稿日:2021/04/09 (金)

結末に批判的なレビューもあるようですが個人的には蓮実が常に先のことを考えて言動を起こしていることから、この物語は決してここで終わりではないのだなという感じがして好きでした。

コサカ さん | 千葉県 | 不明

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アイデアはすごくいいし、理想的な教師の面...

投稿日:2013/01/21 (月)

アイデアはすごくいいし、理想的な教師の面の下に、徹底的な利己主義で自分に不利なもの・楯突くものは巧妙に排除していく殺人鬼という素顔を隠したハスミの人物像も基本的にはいいと思います。ただ、それだけ冷徹で知恵も働く人物像にしたなら、最後までそれを残して欲しかったと思います。終盤のリアリティからいきなり飛躍しすぎた印象の事件の顛末に、置きざりにされてしまった感じが読んでいてしました。学校と、そこで頼るべき教師(頼りなくっても常識がある人物で、安全保障がされている)という、現実的・日常的な舞台に、仮面を被った狂気が潜んでいる・・そこに不気味な恐怖があったのに、リアリティから離脱してしまうと、ただの何でもありの殺人劇になってしまいます。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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自分にとって邪魔な物は排除する殺人鬼。頭...

投稿日:2012/11/17 (土)

自分にとって邪魔な物は排除する殺人鬼。頭が良くて人の心を読むのもするどい。上巻から怖々ながらも止まらず読み進めていましたが、クライマックスの展開は盛り上げすぎ?ここでの主人公の選択は賢いとはいえないような・・・。でも最後ホッとする場面もあり救われます。上巻の方が面白かったかな。

miru さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とも さん

    excellent!!上巻に続き一気怒涛に読了。誤解を恐れずに言うと、血みどろのエグい内容ながら爽快なスピード感で描かれる虐殺劇。エンターテイメントととしては上位の満足感が得られる一冊でした。ハスミンこえ〜わ。

  • 遥かなる想い さん

    子供は面白いと言っていたが、今一夢中になれずに終わった。もともと殺戮シーンは好きでないのが理由であろうが、悪の主人公蓮実に魅力を感じない面も大きいと思う。学校で子供たちを順々に殺していくのにずいぶんページをさいていたが…犯人推理の醍醐味がないまま終わってしまった。

  • ミカママ さん

    殺戮の数は増えたけれど、殺戮内容のすごさは上巻のほうが圧倒的に軍配があがりましたね。散弾銃ってあまりに安易すぎる。死体のシーンも「穴があいた」と「ぶっ飛んだ」で終わりだもん。上巻のほうが、こう、骨にギリギリ来るような悲惨なシーンが多くて貴志さんらしかったです。ところどころハスミンの脳内ブラックユーモアがさく裂して、それはそれで楽しめました。ちょこちょこ出てくる英語のセリフ、間違いがなくてあまりにも的確、さすが京大出の作家さんですね。これだけ人気が出てしまうと、商業的におそらく続編が出るんだろうなぁ。

  • sk4 さん

    ウソで塗り固めていくと、次から次へとほころびが生じ破綻していく。全能なるサイコパスとはいえ、もはや逃げ場なし!(ハスミン終わった!)と思わせてから、ふと残りページを確認すると、まだ下巻の半分もいってない。 まさか・・まさか! 「木の葉は森に隠せ・・・か」 ハスミンちょっと!あんた正気? あまりの怖さに同晩、悪夢を見ましたよ。 恐ろしい本!

  • 青葉麒麟 さん

    いやはや面白かった。かなり早いスピードで読めた。此方の蓮実の方がまだほんの少し人間らしさがあったような気がする。初めから生徒皆殺しするつもりじゃなかったんだね。でもまぁ虐殺し始めたら乗りに乗ってたけど。あんだけ人殺しておいて精神障害の判定がもしついたら無罪になるのはないでしょ、流石に。後、キチガイって伏せ字にしなきゃ駄目なの?

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貴志祐介

1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して刊行される。97年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』

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