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コロッサスの鉤爪 角川文庫

Yusuke Kishi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041108895
ISBN 10 : 4041108896
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

何者かに海中深くへ引きずり込まれた元ダイバー。無残な遺体には鉤爪で付けられたかのような不審な傷が残されていた。現場は、ソナーで監視され、誰も近づけないはずの“音の密室”。事件の調査依頼を引き受けた、防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、大海原に隠された謎に挑む!(「コロッサスの鉤爪」)。表題作ほか計2編収録。『ミステリークロック』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。

【著者紹介】
貴志祐介 : 1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、同書は130万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sin

    『鏡の国の殺人』どうやら青砥先生は榎本=泥棒が頭から離れないようで、ことあるごとに脳内でツッコミを入れているのだが、彼に対する密室のアリバイ崩しへのライバル心も拭いがたいようで、『コロッサスの鉤爪』では不死身メンタルで、とんでもアイデアを繰り出し続ける。そのやりとりに声を出して笑ってしまった。そして僕の脳内では依然として榎本=大野くんは揺るがない(笑)。#ニコカド2020

  • ニカ

    トリックが難しくて、推理はあまり面白くなかった。榎本と青砥の掛け合いがコントみたいで面白かったけど、登場人物のキャラがくどい時もあったかな。

  • 森オサム

    防犯探偵・榎本シリーズ第4弾(文庫「ミステリークロック」も第4弾だったけど、単行本の分冊なので第5弾とは呼ばないんですね、裏表紙に寄ると…。)。「鏡の国の殺人」はとにかく難解で、これを解くのは不可能じゃ無いですか?。図解がちょいちょい入るが、ほぼ理解出来ませんでした。なので「コロッサスの鉤爪」の方が良かったかな。両作共に専門知識が無いと想像すら出来ないトリック、と言うのは同じですが、まだこちらが理解し易く、ストーリー性も多少あるので面白かったです。しかし、青砥弁護士のキャラはすっかりお笑い担当ですね…。

  • えみ

    剛毛で毛むくじゃらな心臓の持ち主として殿堂入りを果たしている弁護士・純子と、泥棒なんだか防犯コンサルトなんだか…正直似たり寄ったり同系統のお仕事?をしつつ名探偵殿堂入りの榎本が活躍するシリーズ第4弾。「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」の二篇収録。どちらもよく練られたトリックで、謎解きは知識の宝庫と言っても過言じゃない!事件1つ解決ごとに何かしら新たな知識を身に付けられて一石二鳥小説。密室、不可能空間からの殺人を少しの手掛かりで鍵を作成、あっと言う間に開けてしまい可能空間へと繋げる。さすがは防犯探偵!!

  • 坂城 弥生

    前半の「鏡の国の殺人」ではルイス・キャロルの研究家がかなり個性的で、純子も振り回される側に立てばそんなに嫌な部分が表に出ないなぁと感心した。 後半「コロッサスの鉤爪」は権力はあるが人を見る目のないバカな女が質の悪いクズ男に肩入れする。最近どっかでみた構図だな、と。ここまで婚約者以外の周りに嫌われてる被害者も珍しい。

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