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ISBN 10 : 487791191X
Content Description
新たなアメリカとアジアの関係を形成するうえで、20世紀半ばの文化冷戦の歴史的考察は避けて通れない。世界規模で進められた米国の広報宣伝活動のうち、本書では日本、韓国、台湾、フィリピン、ラオスでのその実態を考究する。
目次 : 総論 文化冷戦期における米国の広報宣伝活動とアジアへの影響/ 第1部 米国政府による広報宣伝活動と民間の協力(米国広報文化交流庁(USIA)による広報宣伝の「民営化」/ 米国政府組織とハリウッド映画産業界との相互依存関係/ 日系アメリカ人のシティズンシップと映画『新しい隣人』/ 米国広報文化交流局(USIS)と台湾「自由」映画陣営の形成/ 戦後台湾におけるロックフェラー財団の援助事業)/ 第2部 アジアにおける「アメリカ」の受容と再解釈(台湾の放送産業への「米援」と国民政府の対外宣伝/ 米軍政下の朝鮮映画―「光復映画」から「反共映画」へ/ 朝鮮戦争期における国連軍の捕虜教育プログラム/ 中央情報局(CIA)の介入に揺れるフィリピンのコミュニティ開発/ ラオスにおける米国の冷戦政策とモン族)/ 第3部 文化冷戦研究のためのレファレンスガイド
【著者紹介】
貴志俊彦 : 日本学術会議連携会員、神奈川大学経営学部教授。東アジア地域研究、歴史学、地域情報学
土屋由香 : 愛媛大学法文学部准教授。アメリカ研究、国際関係論、ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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