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中国の神話 神々の誕生 講談社学術文庫

貝塚茂樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065306772
ISBN 10 : 4065306779
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

「子、怪力乱神を語らず」。儒教の合理主義精神のもと、早くに歴史の中に取り込まれ、断片的にしか伝わることがなかった中国の神話。『山海経』や甲骨資料などわずかに残された手がかりを元に、日本の民俗学やマルドゥク伝説にも着想を得つつ、失われた神話世界を大胆に復元する。一つ目、一本足の山神が繰り広げるスリリングな冒険!

目次 : 第1章 異形の神像/ 第2章 瞽師の伝承―中国の語部/ 第3章 風の神の発見/ 第4章 鍛冶師と山の神/ 第5章 文化的英雄の誕生―三皇五帝/ 第6章 神話の世界の消失/ 第7章 乱―エピローグ

【著者紹介】
貝塚茂樹 : 1904‐87年。京都帝国大学文学部史学科卒業。京都大学名誉教授。文学博士(京都大学)。文化功労者。文化勲章受章。専門は、中国史学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 榊原 香織

    面白かった。 古代中国からメソポタミア、日本の民俗まで、どんどん話が広がる。 甲骨文字のMr.白川静より前の人だよね?

  • さとうしん

    オリエントなどの神話や日本神話なども参照して失われた中国神話を復元し、読み解くという趣向は白川静の『中国の神話』と同様だが、一つ目、一本足の伝承など柳田国男、折口信夫による日本の民俗学の成果を大きく取り上げているせいか、議論のスケールが妙に小さくなってしまっている感じがするのが残念。『山海経』を主要な資料としているのも賛否が分かれるところだろう。

  • サケ太

    様々な神話と比較して、“中国の神話”で語られているものを考察していく。蚩尤についての考察は日本のたたら製鉄にも言及があり面白く読めた。

  • kokekko

    つんどく消化。読みやすく面白い一冊だったが、あまり「神話」を語っている感じはせず、どちらかというと文字の成り立ちや、その文字の語呂合わせや同音から派生した神さまの異名などの論が多かった気がする。『山海経』には関係した記述があるものの、『捜神記』などほど物語要素をたくさん説いてくれる本ではない。読みやすい学術書という感じ。

  • ダージリン

    中国の神話は馴染みがなかったが、結構面白く興味深い話が多い。柳田國男や折口信夫の論考を取り入れて展開させていくのはユニークで、著者の博識が伝わってくる話ぶりも心地よい。一つ目、一本足の山神はもしかしたらすごい広がりがあるのではと思わせてくれる。

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